

端的に言えば「気味が悪い」の意味は「ぞっとするような感じで気持ちが悪い、なんとなく恐ろしい」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「気味が悪い」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker
仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。
「気味が悪い」の意味は?
「気味が悪い」には、次のような意味があります。
なんとなく恐ろしい。なんとなく気持ちが悪い。
出典:コトバンク
「気味が悪い」は納得できず異様で不安な様子を表します。「気味が悪い」ものとしては具体物も抽象物もとれますが、どちらにしても理性ではかることのできないものという暗示があるでしょう。したがって「気味が悪い」はっきりした理由は分からないことが多く、きわめて主観的・感覚的です。ただし「おどろおどろしい」ほど異様さの程度が大きくない。
「気味が悪い」の語源は?
次に「気味が悪い」の語源を確認しておきましょう。「家鴨も鴨の気位」が由来となっており、皮肉を込めて表現された言葉です。それでは「味」の漢字の成り立ちについて説明しますね。「味」は「口」とおいしい意味の音を示す「未」とを合わせた字。口でうまいと感じることから「あじ」「あじわう」意味を表します。
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