

この言葉の代表的な英訳は「it’s one’s turn」だが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んだ。一緒に「お鉢が回る」の英訳や使い方を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「お鉢が回る」の意味と使い方は?
「お鉢が回る」の「鉢」とは、やや深めの容器のこと。植物を植える「植木鉢」を指す場合も多いですね。その「鉢」が「回る」とは、一体どういう意味なのでしょうか。
それでは、「お鉢が回る」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「お鉢が回る」の意味
「お鉢が回る」には、次のような意味があります。
《人の多い食事の席で、飯びつが回って自分の所へやってくる意から》順番が回ってくる。「とうとう世話役の―・ってきた」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「御鉢が回る」
「お鉢が回る」の使い方・例文
「お鉢が回る」は、「順番が回ってくる」という意味です。ここでいう「お鉢」とは、ご飯の入った「飯櫃(めしびつ)」のこと。大勢での食事の際に、飯櫃からやっとご飯を盛る順番が回ってきたというのが元々の意味です。
次に「お鉢が回る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.ずいぶん待ったけど、ようやくお鉢が回ってきた。
2.来年あたりはPTA役員のお鉢が回ってくるかもしれない。
3.あのレストランはいつも予約でいっぱいなので、いつまでたってもお鉢が回ってこないよ。
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