
「出立ち」の対義語は?
さらに「出立ち」の対義語も見ていきましょう。
「内面」「中身」
「出立ち」が「身なり」や「服装」という意味ならば、つまりは「外見」のことを表しているはずです。ならば、「出立ち」の対義語となるものがおのずと絞られていくでしょう。
「外見」の反対は、「内面」や「中身」です。これらを「出立ち」の対義語に置き換えても良いでしょう。
ちなみにですが、「なかみ」は「中身」だけでなく、「中味」という表記も目にしたことがあるはずです。となると、「中身」と「中味」は違うのかと疑問が湧くところですが、結論としては意味に違いはありません。ですが、「中味」の方は当て字とされます。よって、無難な表現にするのであれば「中身」の方を使いましょう。
「dress」「appearance」
ようするに、「出立ち」は「身なり」や「服装」のことです。ならば、「出立ち」の英訳に悩まされることはありません。
「dress」ですと「服装」に近いですし、「appearance」なら「身なり」や「外見」に近いでしょう。また、洋服店なら「outfit」(アウトフィット)という表現が使われますし、スポーツ用品店なら「equipment」(エキップメント、エクイップメント)という単語が多用されます。「turnout」や「getup」などもありますし、それこそ単純に「clothes」や「clothing」でも良いでしょう。
「出立ち」を使いこなそう
この記事では「出立ち」の意味・使い方・類語などを説明しました。
もともと「出立ち」とは「旅に出ること」でした。しかし、今では「身なり」や「服装」を意味することが多くなっています。しかも、ただの「服装」ではなく、よそ行きと言えるものが「出立ち」です。そういえば、卒業式や結婚式のように次の世界への「出立ち」(旅立ち、門出)をする際には、それなりの「出立ち」(身なり、衣装)をします。やはり「出立ち」は、旅立ちとは切り離せないのかもしれません。