国語言葉の意味

「ご相伴」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「ご相伴(ごしょうばん)」について解説する。

端的に言えばご相伴の意味は「ご一緒、お供」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国語力だけでこれまでの社会人生活を乗り切ってきたライター、ヤザワナオコに、「ご相伴」の意味や例文、類語などを説明してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤザワナオコ

コールセンターの電話応対指導やマナー講師、テレビ番組の字幕製作経験もあるライター、ヤザワナオコ。

会社員時代は上司にかわいがられ、宴席の際は「ご相伴にあずかる」機会も多かったらしい。ご相伴とはどんなときに使う言葉なのか解説してもらう。

「ご相伴」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「ご相伴」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「ご相伴」の意味は?

「ご相伴」には、次のような意味があります。

1. 連れ立って行くこと。また、その連れの人。

2.饗応の座に正客の連れとして同席し、もてなしを受けること。または、人の相手をつとめて一緒に飲み食いをすること。また、その人。

3.他とのつり合いや行きがかりで利益を受けること。また、他の人の行動に付き合うこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「相伴」

辞書にも載っている「相伴」を丁寧にした「ご相伴」は、丁寧語、謙譲語として便利に使えるので、目上の人と接する機会が多い人なら覚えておきたい言葉です。

1つ目の意味のように単に連れ立っていく、同席するだけでも「相伴」ですが、ビジネスシーンにおいては上司が呼ばれた接待の場に連れていってもらうように、2つ目の意味で使われることが多いですよ。そのため、上司が接待されるわけではない社内の宴会で「ご相伴させていただきます」と使ってしまうと、違和感があると捉える人もいるので注意しましょう。

「ご相伴」の語源は?

次に「ご相伴」の語源を確認しておきましょう。

室町時代、幕府には「相伴衆」と呼ばれる役職がありました。「御相伴衆」とも呼ばれるこの役職は将軍に付き従って宴に参加したり、他家を訪問する役割を担ったことが由来となって今の「ご相伴」という表現になっています。

\次のページで「「ご相伴」の使い方・例文」を解説!/

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