国語言葉の意味

【慣用句】「為になる」の意味や使い方は?元広報紙編集者がわかりやすく解説!

その2「参考になる」

「参考になる」も「為になる」の類義語です。ただし目上の人に対して使うときは注意しなければいけません。「参考になる」という言葉には、自分の意見は決まっているがあなたの意見も参考程度にするというニュアンスがあり、相手の取りようによっては大変失礼な言い方になるのです。より丁寧に言う場合は「勉強になりました」と言ったほうが無難でしょう。とはいうものの、口にするのは簡単ですが実行しなければなんにもなりません。「勉強になりました」という言葉が口先だけで終わらないよう実際に行動することが大切です。

その3「価値のある」

最後にもう一つ「為になる」の類義語を挙げておきましょう。それが「価値のある」です。例えばメディアではあらゆる方法で「価値のある」情報を探しています。「価値のある」情報は読者や視聴者の「為になる」ものであり、そうした情報を伝える手段は現代ではメディアが最も有効です。機会を逃さず私たちの「為になる」情報を伝えてくれるメディアは、非常に便利な手段だと言えます。

「為になる」の対義語は?

次に「為になる」の対義語を見ていきましょう。類義語の逆の言葉を考えればいいのですからそれほど難しくはないと思います。

その1「無益」

「為になる」が誰かの利益になることですから、対義語の一つとして「無益」が挙げられます。「無益」の対義語には「有益」がありますが、そもそも「有益」とは「為になる」ことですから、その対義語として「無益」も候補の一つに挙げていいでしょう。「無益」とは利益のないこと、無駄なことを指します。なお「無益」の類義語に「無用」がありますが、これは「必要がない」という意味ですから厳密には「為になる」の対義語とは言えません。あくまで「役に立たない」とか「利益がない」という場合に限定したときに「無益」は「為になる」の対義語となるのです。

その2「価値がない」

「価値がない」も「為になる」の対義語と言えるでしょう。なんの利益も生みださないことですから、まさに「為になる」の反対語としてふさわしいのではないでしょうか。なお「価値がない」の名詞「無価値」は「為になる」の対義語でもありますが、さらに刑法学では「負の方向に価値があること」つまり積極的に害を及ぼす有害性や危険性があることを意味します。

その3「値打ちがない」

最後に「為になる」の対義語として「値打ちがない」を挙げておきましょう。利益になることを表す言葉が「為になる」ですから、なんの利益ももたらさない「値打ちがない」状況は、まさに「為になる」の対義語としてふさわしいものです。たとえ高価な商品を買ったとしても、それがあなたを満足させなければ為にならず、お金を払っただけの「値打ちがない」ことになります。

\次のページで「「為になる」の英訳は?」を解説!/

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