国語言葉の意味

【慣用句】「為になる」の意味や使い方は?元広報紙編集者がわかりやすく解説!

「為になる」の使い方・例文

「為になる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、例えば以下のように用いられます。

1.あの先生の授業は、おもしろいうえに為になるからいつも楽しみだ。
2.物事に前向きに取り組むことは時間がたつのも忘れるし、なにより自身が向上する為になる。
3.会社の為になる社員は手間暇を惜しまないし、何事も努力するから仕事のスキルも上達が早い。

「為になる」は自分や他人あるいは組織の利益になったり役立ったりする場合に使います。例えば「腹八分に医者いらず」ということわざは、食事を腹いっぱいになるほど食べずにほどほどにすることが健康の「為になる」という先人の知恵が詰まっているのです。ところで「為になる」によく似た言葉に「為にする」があります。ある目的に役立てようとする点は共通していますが「為にする」とは下心を持って事を行うことです。その点が「為になる」とは異なっています。

「為になる」の類義語は?違いは?

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ここでは「為になる」の類義語を見ていきましょう。何事に対してもメリットになることですから、その類義語もたくさんあります。

その1「勉強になる」

「勉強になる」は、その結果が自分の知識や経験になり、ひいては利益をもたらしてくれますから「為になる」の類義語と言えるでしょう。よく前座など新人の落語家が高座に上がる前に「勉強させていただきます」と言ったり、高座を終えたあとには「勉強させていただきました」と楽屋にいる師匠や先輩にあいさつするのは定番になっています。これも毎日の高座が自分の芸を磨くための勉強と捉えているわけです。

しかし春風亭昇太師匠はけっして「勉強させていただきます」とは言いませんでした。なぜならその言葉の裏には甘えがあると思ったからです。お客様からお金をいただいていながら「勉強させていただきます」と言ったのでは「今日は失敗してもいいか」との甘い考えが心の奥底にあることになります。それではお客様に失礼じゃないかと考えたところが師匠のプロ根性を感じさせるエピソードです。

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