その2「築く」
「きずく」と読み、「材料に手を加えて、新しい何かを作る・完成させる」という意味では、こちらも「拵える」や「作る」と共通した意味を持っていますが、この2語と比べるとより具体的な表現です。以下で詳しく見ていきましょう。
「築く」には2つの意味があります。1つは「建造物を作る」で、土や石で積み上げ固めて大きなものを作る、という意味です。「城を築く」「土台を築く」のように使用されます。もう1つは「ある行為を重ねてしっかりと安定したものをつくりだす」という意味で、こちらは地位、財産、国土、人間関係など、目に見えないものに対しても使う事が可能です。後者の意味は、「作る」に関連する言葉の中でも特徴的な意味ですので、ぜひ覚えておきましょう。
その3「仕立てる」
最後に「仕立てる」という言葉を紹介します。こちらも「拵える」と同じように「作る」という言葉の中の一つと捉えることが可能です。また「拵える」と同じように使うことができる意味を多くもっており、「材料に手を加えて物を作り上げる」「手を尽くしてそれらしく見えるものを作り上げる」などは、共通した意味になります。
「仕立てる」の特徴としては「教え込んで一人前にする」や「ある用向きのために乗り物を用意する」など、「作る」「拵える」などとは一線を画した独特の意味も持っていることです。また、「仕立てる」の場合は「作り上げる」の意味の場合は特に衣服を対象に用いられることが多くなります。
「拵える」の対義語は?
「拵える」の対義語にはどのような表現があるでしょうか。
拵えるの対義語は「壊す」
大きく捉えると「作り上げる」という意味になる「拵える」の対義語は、「壊す」などが挙げられるでしょう。意味は言うまでもないかもしれませんが、辞書には「力を加えて物の形を損なわせる」とあり、こちらを読むと「拵える」の対義語にふさわしい表現であることがよりわかりやすくなりますね。
拵えるは英語で「make」「prepare」
大きく捉えると「作り上げる」という意味になりますので、英訳する場合はまず「make」を真っ先に検討してみるといいでしょう。とはいえ何を作るかによって「make」がふさわしくない場合には、他の単語に置き換えていく必要があります。なかなか思いつかない、という場合には「prepare」という表現も便利です。「prepare」は「準備する」という意味で、「拵える」の持つ「準備」のニュアンスに沿った英訳に繋がります。
ただし「化粧をする」といった意味の場合には「put on ~ makeup」といった特別な表現が必要な場合があるので注意が必要です。以下に例文を用意しておりますので、合わせて参考にしてみてください。
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