国語言葉の意味

【ことわざ】「同病相憐む」の意味や使い方は?例文や類語を文学部卒現役ライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「同病相憐れむ」について解説する。

端的に言えば同病相憐れむの意味は「同じ悩みや苦しみを持つ者同士はお互いに同情し合う」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

高校で国語教師をしていた経歴を持つ、現役ライターのhiyoriを呼んだ。一緒に「同病相憐れむ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/hiyori

大学で近現代日本文学を専攻し、その知識を活かして国語教師として教壇に立っていた経歴を持つ。現在はライターとして様々な情報を発信している。難しい言葉もわかりやすい言葉で解説していく。

「同病相憐れむ」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 68786784

みなさんは「同病相憐れむ」ということわざの意味をご存知ですか。日常では滅多に使われない言葉なので、その意味を知らない人も多いのではないでしょうか。今回はそんな「同病相憐れむ」について解説していきたいと思います。

それでは早速「同病相憐れむ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「同病相憐れむ」の意味は?

「同病相憐れむ」には、次のような意味があります。

同じ病気、同じ悩みや苦しみをもつ人は互いにいたわりあい、同情しあう。
デジタル大辞泉(小学館)

「同病相憐れむ」は「どうびょうあいあわれむ」と読むことわざです。同じ病気や悩み、苦しみを持つもの同士は、お互いの苦しみを理解することができるため同情し合ったり、いたわり合うことができるという意味を持ちます。

「同病相憐れむ」の語源は?

次に「同病相憐れむ」の語源を確認しておきましょう。

このことわざは、後漢の初期に趙曄によって記された春秋時代の呉と越に関する歴史書である『呉越春秋』から来ています。この書物の「闔閭内伝」には「同病相憐れみ、同憂相救う」と記載されており、これがもとになったと考えられています。「同病」は同じ病気や苦しみ、「同憂」は同じ悩みを意味するので覚えておきましょう。

\次のページで「「同病相憐れむ」の使い方・例文」を解説!/

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