国語言葉の意味

「貴賎」の意味や使い方は?例文や類語を元新聞記者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「貴賎」について解説する。

端的に言えば、貴賎の意味は「身分の高い人と低い人」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元新聞記者で、ライター歴20年のトラコを呼んだ。一緒に「貴賎」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/トラコ

全国紙の記者を7年。その後、雑誌や書籍、Webでフリーの記者などとして活動中。文字の正確さ、使い方に対するこだわりは強い。

「貴賎」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速、「貴賎」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「貴賎」の意味は?

まず、「貴賎」には、次のような意味があります。

貴いことと、卑しいこと。また、身分の高い人と低い人。「職業に貴賤なし」「貴賤貧富」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「き-せん【貴賤】」

まず、確認しておきたいこと。今回学ぶ「貴賎」と「貴賤」は同じ意味で、どちらも「きせん」という読み方も同じです。

貴賎の意味は、貴(とうと)いことと、卑(いや)しいこと。また、身分の高い人と低い人という意味になります。「職業に貴賤なし」は、職業には身分の高いも低いもないということで、よく使われる表現です。

例文については、後ほど詳しく紹介します。

「貴賎」の語源は?

次に、「貴賎」の語源や由来を、確認しておきましょう。

貴賎は、「貴」と「賎」、それぞれ意味が対となる言葉が組み合わさっています。「貴」は、音読みで「き」、訓読みで「とうと-い」と読み、身分が高い、価値が高いといった意味。よく使われる表現は、「貴族」「貴公子」「貴婦人」など。

一方、「賎」(賎)は、音読みで「せん」、訓読みは「いやし-い」と読みます。意味は、身分が低い、いやしい、さげすむ、いやしむなど。使い方は、貴賎のほか、下賤(下賎)、卑賤(卑賎)、貧賤(貧賎)などです。

\次のページで「「貴賎」の使い方・例文」を解説!/

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