「血迷う」の使い方・例文
「血迷う」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.あんなに人気のある人物を相手に戦うなんて、あなたは血迷ったとしか思えない。
2.あの老人は何を血迷ったのか、一方通行の道路を逆走しはじめた。
3.試験勉強中に、隣の部屋から騒音が流れてきたので、血迷った弟は壁をたたきはじめた。
4.彼女は物置の掃除中に血迷って掃除機を壊してしまった。
5.受付嬢に一目ぼれの彼は血迷って奇妙な言動を働いた。
例文1と2は「血迷う」が単独で使われているもので、例文3は形容詞として使われています。例文3と4は「血迷って~する」というフレーズで使われており、迷ったことによって冷静な判断ができなくて、何らかのマイナスな結果をひき起こすという流れになりますね。「血迷う」は、このようなフレーズで使われることが多いのです。
その1「錯乱する」
「錯乱する」(さくらんする)とは、「気持ちや考えがいろいろ入り混じって取り乱れてごちゃごちゃになる」ことです。もともとは順序正しく整理されているものごとが、あることを境に位置的に混乱してしまい、手のほどこしようがない状態であることを表します。「錯」は「まちがい」「入り乱れる」の意味があり、「乱」は「秩序がくずれること」の意味です。「錯乱」は人間の精神状態に対して使われるもので、「大きな地震があったので自分はその場で錯乱状態になった」などと言います。
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