国語言葉の意味

「えも言われぬ」の意味や使い方は?例文や類語を元広報紙編集者がわかりやすく解説!

この記事では「えも言われぬ」について解説する。

端的に言えばえも言われぬの意味は「言葉にならない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

自治体広報紙の編集を8年経験した弘毅を呼んです。一緒に「えも言われぬ」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/八嶋弘毅

自治体広報紙の編集に8年携わった。正確な語句や慣用句の使い方が求められるので、正しい日本語の使い方には人一倍敏感。

「えも言われぬ」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「えも言われぬ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「えも言われぬ」の意味は?

「えも言われぬ」には、次のような意味があります。

なんとも言えない(ほど、いい)。えもいえぬ。

出典:新明解国語辞典第七版(三省堂)「えも言われぬ」

「えも言われぬ」は「言われぬ」の一語によってなにかを否定している言葉と受け取る方もいるかもしれません。しかし「えも言われぬ」はその対象をほめたたえる肯定的な表現なのです。このような一見して否定的に聞こえるにもかかわらず、実は肯定している言い方は日本語に多く見られます。例えば「気の置けない」はいかにも注意してつきあわなければならない相手、用心しなければならない相手に対して使う言葉のようですが、実際はまったくその逆で「気を使う必要がない」「気楽につきあえる」人に対して使う言葉です。

「えも言われぬ」の語源は?

次に「えも言われぬ」の語源を確認しておきましょう。「えも言われぬ」は「得も言われぬ」とも書きます。副詞の「得」は可能の意味があり、それに強調の助詞「も」をつけたものです。この言葉だけだと肯定を強調する意味になりますが、この語のあとに否定の表現「言われぬ」をつけることによって「とても~できない」という意味、つまり「とても表現しようがないほどすばらしい」を表すことになります。

\次のページで「「えも言われぬ」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: