国語言葉の意味

【慣用句】「檄を飛ばす」の意味や使い方は?例文や類語を文学部卒Webライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「檄を飛ばす」について解説する。

端的に言えば檄を飛ばすの意味は「主張を広く知らせて同意を求める」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は難関私大の文学部を卒業し、表現技法にも造詣が深い十木陽来を呼んだ。一緒に「檄を飛ばす」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/十木陽来

難関私大の文学部卒ライター。現代文芸の表現技法を学びながら趣味で小説を書いたりもしてきた。その知識を使って様々な言葉の意味をわかりやすく丁寧に解説する記事を書いている。

「檄を飛ばす」の意味や語源・使い方まとめ

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皆さんは「檄を飛ばす」の正しい意味を知っていますか? 実は意味を勘違いしている人が非常に多い慣用句であるといわれています。この記事を読むことで正しい意味を理解し、日常で活用してもらえると幸いです。

それでは早速「檄を飛ばす」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「檄を飛ばす」の意味は?

「檄を飛ばす」は意味を誤解している人が多いと先ほど述べましたが、辞書には次のような意味が書かれています。

自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促す。飛檄。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「檄を飛ばす」

「檄を飛ばす」の本来の意味は「自分の主張を広く知らせて同意を求める」ことです。しかし一般には「元気のない者に刺激を与えて活気づけること」という意味で使ってしまっている方も多く見られます。

平成29年度に文化庁が行った『国語に関する世論調査』では、「檄を飛ばす」を本来の意味で使用している人は22.1パーセント、後者の意味で使用している人は67.4パーセントという調査結果となりました。回答者の実に3人に2人が本来の意味ではない方を使っていることになります。

「檄を飛ばす」の語源は?

次に「檄を飛ばす」の語源を確認しておきましょう。「檄」には「触れ文」や「お触書」という意味があります。かつて古代中国では人々に伝えて賛同を欲しいことがあった時、木札にその内容を書いて回覧させていました。この木札のことを「檄文(げきぶん)」といいます。そしてこの檄文を遠いところまで発することを、漢語で「飛檄(ひげき)」と呼びました。この「飛檄」を訓読みで表記したものが「檄を飛ばす」なのです。

しかし現代では「檄」の本来の意味を知らない人が増え、「激励」などの「激」と字が似ていることから「活気づける」という意味が広まってしまったものと思われます。ちなみに「檄を飛ばす」の「檄」という漢字は「さんずい」ではなく、「木へん」です。元々は木札に書かれていたことから考えても、木へんであることはわかりやすいでしょう。

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