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【ことわざ】「蒔かぬ種は生えぬ」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「蒔かぬ種は生えぬ」について解説する。

端的に言えば「蒔かぬ種は生えぬ」の意味は「行動を起こさないとよい結果は得られないこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んだ。一緒に「蒔かぬ種は生えぬ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「蒔かぬ種は生えぬ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「蒔かぬ種は生えぬ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「蒔かぬ種は生えぬ」の意味は?

「蒔かぬ種は生えぬ」には、次のような意味があります。辞書や辞典で正確な内容を確認しましょう。

1.何もしないではよい結果は得られないことのたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「蒔かぬ種は生えぬ」

「蒔かぬ種は生えぬ」とは「原因がなければ結果はないこと・準備や努力を何もせずによい結果が得られるわけがないこと」の意。読み方は「まかぬたねははえぬ」です。「何かものごとを成し遂げたいのであれば、努力や工夫が必要であること」を示していることわざですよ。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、当たり前ことを普通に行うことは案外難しいのかもしれません。当たり前のことが普通にできているのかどうか振り返って見ることが大切ですね。

「蒔かぬ種は生えぬ」の語源は?

次に「蒔かぬ種は生えぬ」の語源を確認しておきましょう。「蒔かぬ種は生えぬ」は「種を蒔かなければ花も実もなることはなく、収穫することもできない様子」から派生して「努力もせずに良い結果は得ることができないさま」を示すようになったとされています。また、「蒔かぬ種は生えぬ」は「いろはかるた」に由来するとも考えられていますよ。いろはかるたとは、江戸時代の後期に始まったかるた遊びの1つ。

いろは47文字に「京」の文字を足した48文字を頭にして、ことわざの内容を描いた合計96枚のかるたです。子どもが正月に遊んでいたとされています。主に江戸や京都、大阪のかるたが有名ですが、「蒔かぬ種は生えぬ」は京都のいろはかるたに登場しますよ。かるたの一首がことわざとして日本中に広まったと考えられています。とても歴史が深いことわざですね。

\次のページで「「蒔かぬ種は生えぬ」の使い方・例文」を解説!/

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