
その1「needless to say」
言う必要がない、という意味です。
文頭に置いて使われることが多いですが日本語と同様に原因となる事実を述べたあとに「needless to say(言うまでもなく)」を挟んで結果に繋げ接続詞のように使うこともできます。
「言うまでもない」の例文2のように伝えたいことを強調する目的でも使える表現で、使い勝手が良いため抑えておくと良いでしょう。
その2「It goes without saying that」
言うまでもない、当然だということを示すフレーズです。
その1と意味的な違いはありませんが、こちらは接続詞のように使うことはできず「~であることは言うまでもない」と言い切るときにのみ使える表現であることがポイント。より強調したいときに使いましょう。
その3「obviously」
「明らかに」という意味です。
明白な事実を述べるが言うまでもないと言ってしまうと強すぎると感じる場合に使うと良いでしょう。文頭にも文中にも置け、簡単に使えるので覚えておくと便利でしょう。

「言うまでもない」は接続詞的な使い方や協調目的での使い方があり、意外にも便利な表現だったな。
会話で使うなら表情やトーンで調整できるが、メールなどの文章だと「当たり前だろう」という嫌味に聞こえる可能性がある。余計なトラブルを招かないためにも頭に置いておこう。
「言うまでもない」を使いこなそう
この記事では「言うまでもない」の意味・使い方・類語などを説明しました。
「明らか」「当然」など簡単な言葉でもいい表せる内容ではありますが、「言うまでもない」とその関連語など他の表現方法も知っておくと会話に深みが出ます。語彙力が高い人は教養がありそうに見えるものです。
いろんな言葉を使いこなして「あの人は言うまでもなく賢い」と言ってもらえるよう一緒にがんばりましょう。