
「秋の日は釣瓶落とし」の使い方・例文
「秋の日は釣瓶落とし」の使い方を例文を使って見ていきましょう。このことわざは、たとえば以下のように用いられます。
1.秋の日は釣瓶落としと言うので下校時は気を付けよう。
2.秋の日は釣瓶落としゆえに早めに下山しよう。
3.友人の健太と公園で話していたらすっかり暗くなってしまった。秋の日は釣瓶落としとはこのことだ。
「秋の日は釣瓶落とし」の使い方を例文から学びましょう。例文1は「同じ下校時間でも秋は暗くなることが早いので気を付けなければいけない場面」を示しています。早めに家路につくことがおすすめですね。例文2は「秋は日没時間が早いため、登山をする時は早めに下山した方がいいこと」を表しています。秋の山々の景色は美しいですが、早い時間の下山が安全ですね。
例文3は「秋に友人と公園で長話をしていたらすっかりあたりが暗くなってしまった様子」を言い表しています。早めの帰宅を心掛けたいですね。例文1~3のように「秋は早く日が沈む場面」を表現することわざです。使い方をマスターして下さいね。
「急転直下」
「秋の日は釣瓶落とし」には「秋はあっという間に日が暮れてしまう」という意味がありましたね。今回は「急に物事が進んでいく」という意味の類義語として「急転直下」を紹介します。「急転直下」とは「状況の変化の仕方が急激であるさま・急に事態が変わり決着すること」の意。読み方は「きゅうてんちょっか」です。「物事が急に決着に向かう場面」で使われている四字熟語。物事が良い決着になるプラスの意味でも使われますが、悪い決着というマイナスの意味でも使われていることがポイントです。
使い方を例文から学びましょう。例文1は「プラスの意味」です。「新しい証拠が見つかり事件が解決の方向に向かっている場面」を示しています。例文2は「マイナスの意味」です。「取引先を怒らせてしまい急に取引がなくなった状況」を表しています。「急転直下」は2つの意味で使えるようになりましょう。
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