国語言葉の意味

【慣用句】「口は禍のもと」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「口は禍のもと」について解説する。

端的に言えば口は禍のもとの意味は「言葉を慎もう」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国語力だけでこれまでの社会人生活を乗り切ってきたライター、ヤザワナオコに、「口は禍のもと」の意味や例文、類語などを説明してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤザワナオコ

コールセンターの電話応対指導やマナー講師、テレビ番組の字幕製作経験もあるライター、ヤザワナオコ。

コールセンターでクレーム対応をした際、不用意な一言がもたらすトラブルを数多く経験したという。口は禍のもととはどんなときに使う言葉なのか解説してもらう。

「口は禍のもと」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「口は禍のもと」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「口は禍のもと」の意味は?

「口は禍のもと」には、次のような意味があります。

不用意な言葉から災難を招くことがあるので、言葉は慎むべきものであるという戒め。口はわざわいの門 (もん) 。口はわざわいの元 (もと) 。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「口は禍の門」

辞書にあるように、わざわいの「元、門(もん・かど)」といろいろな言い方がありますが意味は同じです。わざわいは「災い」と書くこともありますよ。

何気なく口にした言葉が思わぬ誤解を与えて相手を怒らせてしまった経験はありませんか。「そんなつもりじゃなかったのに」と後悔しても後の祭りですね。そんな状態を表すとともに、「だから発言には十分注意しよう」と戒める言葉です。

「口は禍のもと」の語源は?

次に「口は禍のもと」の語源を確認しておきましょう。

1246年に成立した中国の類書、「古今事文類集」に「口は是れ禍の門、舌は是れ身を斬るの刀なり」と載っています。これは「うかつなことを言うと禍が起きる、舌は槍よりも多く身を傷つける」という意味。

そんなに大昔の人もうっかりした発言で災難を招いたり身を滅ぼしたりしていたと思うと、なんだか親しみを感じますね。

\次のページで「「口は禍のもと」の使い方・例文」を解説!/

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