国語言葉の意味

「こちとら」の意味や使い方は?例文や類語を元広報紙編集者が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「こちとら」について解説する。

端的に言えばこちとらの意味は「おいら」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

自治体広報紙の編集を8年経験した弘毅を呼んだ。一緒に「こちとら」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/八嶋弘毅

自治体広報紙の編集に8年携わった。正確な語句や慣用句の使い方が求められるので、正しい日本語の使い方には人一倍敏感。

「こちとら」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「こちとら」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「こちとら」の意味は?

「こちとら」には、次のような意味があります。

「自分たち」の意のくだけた口頭語的表現。おれたち。〔単に、自分の意にも用いられる〕

出典:新明解国語辞典第七版(三省堂)「こちとら」

「こちとら」は時代劇で江戸っ子が喧嘩の時などによく使う威勢のいい言葉としておなじみですね。また関東を中心にした江戸落語の古典演目のなかの台詞にも、時々この表現を聞くことができます。いかにも時代がかった言い方で、現代の東京で使われることは、一部の世代を除いてほとんどありません。やはり江戸時代に江戸の下町を中心に町人を中心に日常的にやり取りされていた言葉と言えます。

「こちとら」の語源は?

次に「こちとら」の語源を確認しておきましょう。「こちとら」は漢字で「此方人等」と書きます。ちょっと見ただけではとても読めないでしょう。そもそも「こちとら」という言葉自体がすでに廃れた言葉です。江戸時代には「士農工商」の身分制度があり、武士、農民、工業職人、商人それぞれが自分のことを指す呼び方が違っていました。武士なら「拙者」、農民なら「おら」などが代表的なものです。そうした言葉のなかに「こちとら」もありました。

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