

端的に言えば、月夜に提灯の意味は「無駄なこと」だ。「月夜に提灯」だけで使うこともあるが、さらに別の言葉を足して表現することもあるぞ。
日本放送作家協会会員でWebライターのユーリを呼んだ。一緒に「月夜に提灯」の意味をチェックし、使い方や類義語などを見ていくぞ。
- 「月夜に提灯」の意味・例文と使い方
- 「月夜に提灯」の意味
- 「月夜に提灯」の例文と使い方
- 「月夜に提灯」に続く言葉は?
- 「月夜に提灯夏火鉢(なつひばち)」:無駄なこと
- 「月夜に提灯も外聞(がいぶん)」:無駄でも世間体のためにする
- 「月夜に提灯」の類義語
- 「無用の長物(むようのちょうぶつ)」:あっても益のないもの
- 「夏炉冬扇(かろとうせん)」:季節はずれの役に立たないもの
- 「月夜に提灯」の反対語
- 「無用の用」:役に立たなさそうだが実は有用
- 「月夜に提灯」の英訳
- 「To carry a lantern in midday」:真昼にランプを持ち歩く
- シーンに応じて「月夜に提灯」を使いこなそう!
この記事の目次

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ユーリ
日本放送作家協会会員。シナリオ、エッセイをたしなむWebライター。時代によって変化する言葉の面白さ、奥深さをやさしく解説する。
「月夜に提灯」の意味
まずは辞書で「月夜に提灯」の意味をチェックしましょう。
不必要なこと、むだなことのたとえ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「月夜に提灯」
「月夜」とは月が照っている夜、月が美しい夜のこと。明るく月が照っている夜に提灯を灯(とも)すことから「月夜に提灯」は「不必要なこと」「無駄なこと」という意味になりました。街路灯や看板が灯っている現代では、深夜でも真っ暗ではないですね。闇夜の暗さや満月の明るさを知らないと「月夜に提灯」という言葉は実感しづらいかもしれません。
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「月夜に提灯」の例文と使い方
次に「月夜に提灯」の例文で使い方を見ていきましょう。
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