

端的に言えば承服の意味は「従うこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
国立大で国語学を学んだライターのタケルを呼んだ。言葉の解説を得意としていて、大学時代はクイズサークルに所属していたので雑学にも詳しい。一緒に「承服」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/タケル
某国立大で日本語学を専攻。他人とのもめ事を好まないので、相手の言うことをすぐに承服してしまう。そのくせ大して出世していないので、もう少し自分の意見も出してたらと今さら後悔。
「承服」の意味は?
「承服」には、次のような意味があります。
《古くは「しょうぶく」「じょうふく」とも》相手の言うことを承知してそれに従うこと。「とても—しかねる条件」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「承服」
「承服」(しょうふく)という言葉には、「聞き入れて従うこと」という意味があります。
普段の生活では、「承服」という言葉を使う場面はほとんどありません。おもにビジネスシーンで使われる言葉です。しかも、文書やメールで用いる文語として目にすることになります。
「承服」の使い方・例文
「承服」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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