国語言葉の意味

「夜もすがら」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

この記事では「夜もすがら」について解説する。

端的に言えば夜もすがらの意味は「夜通し」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

情報誌系のライターを10年経験した柊 雅子を呼んです。一緒に「夜もすがら」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/柊 雅子

イベントの司会や雑誌の記事作成を仕事としてきたライター、柊 雅子「夜もすがら…眺めていたいのは朧月夜」と風流なことをいう彼女が「夜もすがら」について解説する。

「夜もすがら」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「夜もすがら」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「夜もすがら」の意味は?

「夜もすがら」には、次のような意味があります。

1.一晩中。夜どおし。よすがら。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「夜もすがら」

「夜もすがら もの思ふ頃は 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり」

これは小倉百人一首に収められている俊恵法師の歌です。「夜もすがら」は漢字では「終夜」「終」には色んな意味がありますが、その中の一つに「終わりまで」という意味があるのです。「夜もすがら」は「夜が終わりを迎えるまで」…つまり「夜通し。一晩中」という意味になるのですね。

さて、「夜もすがら」の意味もわかったところで、先ほどの歌がどのような情景を詠んでいるのか考えてみましょう。夜通し(愛しいあなたのことを想って)物思いにふけっている頃に、(あなたは来てくれない。そんな夜ならば)『早く夜が明けて欲しい』と思っているのになかなか朝が来ないので、朝の光がさしてこない寝室の隙間までもが(来てくれないあなたと同じように)つれなく思えます」

想い人を待つ切ない気持ちを詠んだ恋の歌ですね。

 

「夜もすがら」の語源は?

次に「夜もすがら」の語源を確認しておきましょう。

「夜もすがら」は日本固有の大和言葉。大和言葉には「面影」「恋蛍(こいぼたる)」等、美しい言葉が沢山あります。さて、「夜もすがら」の基となっているのは「夜すがら」という言葉。接尾語「ーすがら」には「ーの終わりまでずっと」という意味があります。「も」は強意を表し、「夜もすがら」は「夜が終わるまでずっと」という意味から「夜通し。一晩中」という意味になりました。

\次のページで「「夜もすがら」の使い方・例文」を解説!/

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