
4.柔組織
最後にご紹介するのが柔組織(じゅうそしき)。細かく見ると、この柔組織は同化組織と貯蔵組織という2つに分けることができます。

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同化組織は葉緑体をもち、盛んに光合成をする細胞からなる組織です。葉にあるさく状組織や海綿状組織は、この同化組織にふくまれます。
貯蔵組織は名前の通り、物質の貯蔵に関係する組織です。根や茎によくみられます。
この柔組織と機械組織は、まとめて基本組織系ともよばれます。
組織が集まると…?
組織は、さらにそれぞれが集まって”器官”を構成します。動物の場合、器官とは心臓や肝臓、肺といった「臓器」などのイメージです。植物における器官とは、根、葉、茎、花などを指します。
植物にせよ動物にせよ、組織が集まって器官をつくり、その集まりによって個体が構成されている、という点は共通です。それぞれの生物について研究する際には、個体レベルだけでなく、器官のレベル、組織のレベルで考えていくことも重要なんですよ。