国語言葉の意味

多用すると人が離れていくことも?「受け売り」の意味や使い方・類義語などを言葉大好きライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「受け売り」について解説する。「受け売り」は慣用句として、意味もシンプルで使いやすい。日常で使える場面は多い。ただその反面、捉えようによっては自分の見られ方に影響する言葉だから、多用できても多用しない方が良いという側面もあるな。元建築系企業社員、現言葉大好きライターのsasaiを呼んだ。一緒に「受け売り」の意味や使い方、類義語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/sasai

元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。

「受け売り」ってどういう意味?

image by iStockphoto

「受け売り」の意味は以下のとおりです。

1 製造元・問屋などから卸してきた品を転売すること。
2 ある人の意見や学説をそのまま他人に説くこと。

出典:Weblio辞書「受け売り」

そもそもの意味合いとしては引用1の転売のようなことであり、他人の商品を卸し(受け)て、それを他の人に再度売る(売り)という行為を示していました。それがだんだんと、実物の商品ではなく情報が対象になったのです。現在では「受け売り」というと、人から聞いた話を他の人にそのまま流すという意味になっています。

しかも、単に情報と言うだけではなく、意見や学説など、誰かに方針を説くような情報が多いです。また、場合によっては、さも自分が意見の発案者であるかのように振る舞うというニュアンスが混ぜられることもあります。

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現在でも引用1の意味も2の意味も、両方現存してはいるぞ。ただ、1の方の意味は、現実問題としてもう「転売/仲介」という言葉に置き換わってしまって、使われなくなりつつあるな。

「受け売り」の読み方は?

「受け売り」の読み方は「うけうり」です。漢字そのものは特に難しくもなく、一般的であるため、予備知識なしでも読むことは難しくないでしょう。対して、「うけうり」という音だけ聞いて「受け売り」という表記を連想するのは難しいです。そういった意味では、知識は必要と言えます。

なお、まれに「受け」の部分の漢字が「請け」になっている場合もありますが、意味は変わりません。また、まれに「受け売り」の「け」の字が抜けて「受売り」と表記されていることもありますが、これも読み・意味共に変化はないため、安心してください。

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