国語言葉の意味

「しっくり」の意味や使い方は?例文や類語を読書好きWebライターがわかりやすく解説!

「しっくり」の使い方・例文

「しっくり」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.新しいブラウスにはスカートがしっくりくる
2.和室の照明を行灯に変えるととてもしっくりときた
3.難しい言葉も先生の説明でしっくりとした

例文を3つ挙げてみました。軽微な違いですがそれぞれ違う動詞を組み合わせてみました。まず例文1はパンツよりもスカートの方が合うブラウスという事になりますね。パンツの気分でもしっくりくる上がなくてスカートに変更したりと、女性ならよくあるんじゃないかなと思います。例文2は標準仕様の照明でも悪くはないのですが、和室の隅に行灯が1つあるだけで、和の雰囲気が一気に深まりますよね。例文3は自分の経験談なのですが、言葉の意味などを調べる時、いつも自分の辞書を使っています。ですが難しい表現や長い説明で理解が出来ない事がよくありますよ。そんな時は、複数の辞書を見て一番しっくりくる説明を探しています。

このように「しっくり」という言葉は、接続する動詞が「~きた」「~となった」「~くる」などさまざまな組み合わせができるのが特徴になりますよ。

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「しっくり」という言葉は普段から良く使うが、「強く、鋭く刺激を与えるさま」という意味があるとは知らなかったな。語源の大工仕事に関係しているのかと思って、調べてみたがそうではないらしいぞ。『虎明本狂言集』で「しっくりとつめったれば、ああうつつなやとて」と用いられていることから、室町時代はこちらの意味の方が主流だったのかもしれないな。

「しっくり」の類義語は?違いは?

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「しっくり」はさまざまなシーンで使えるので、類義語もたくさんありそうですね。

「ぴったり合う」

「しっくり」には「物の調和」と「人と人との調和」など意味の幅が広いので、すべてひっくるめて類義語となり得るのは「ぴったり合う」という言葉ですよ。文字通りぴったりと合うさまを表す言葉です。このパンケーキのトッピングには色とりどりのフルーツがぴったり合う、喫茶店にはコーヒーが合うなどと使えますよ。

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