国語言葉の意味

”引く”は間違い!「予防線を張る」の正しい意味や使い方・類語など現役日本語教師がわかりやすく解説

この記事では「予防線を張る」を勉強していきます。

「予防線を張る」とは、ずばり「あらかじめ手を打っておくこと」です。何事も準備不足ほど怖いものはないぜ。特に何が起こるかわからないこの時代、起こりうるものに関しては、先回りして手を打っておくことは重要かもしれんな。

正しく自信を持って使えるように、「予防線を張る」の使い方や言葉の意味について、現役日本語教師のスヨメナと一緒に解説していきます。

ライター/スヨメナ

現役日本語教師。対面、オンライン問わず、世界中の国の人に日本語を教えている。ブログでも相手の立場に立って考え、わかりやすく発信していく。

「予防線を張る」の意味は?

image by iStockphoto

ここでは「予防線を張る」の言葉の意味を覚えていきましょう。

「予防線を張る」の意味は「あらかじめ手を打つこと」

まず辞書で意味を確認してみましょう。

1.敵の攻撃などに備えて、あらかじめ講じておく警戒、監視などの手段。
2.あとで失敗したり非難されたりなどしないように、前もってうっておく手段。「あとでつけこまれないように予防線を張る」
[補説]「予防線を張る」で成句となり、「予防線を引く」とは言わない。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「予防線」

2のように「予防線」とは、あとで失敗したり非難されないように、あらかじめ講じておく手段のことです。つまり「予防線を張る」とは、”失敗や非難されることから回避するために、先回りして準備すること”の意味になります。

”引く”は間違い!正しくは「予防線を張る」

上記の辞典[補説]にもあるとおり、「予防線」は動詞”張る”と一緒に使うことで成り立つ慣用句です。「線」は、紙に鉛筆やボールペンで”引く”ものというイメージが強いですので、間違いないようにしましょう。「予防線を”張る”」です。

\次のページで「「予防線を張る」の使い方は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: