その2「生得」
「生得」は「生まれながらにしてそういう性質を持っている事」という意味です。「もともと」と同じような意味でも使われます。またこちらも「本性」同様に「生まれながらにして持っている能力」については使うことができません。
生得の人のよさにつけこまれ、多額の借金を肩代わりさせられた。
その3「天性」
「天性」は「天から授けられた性質。また、生まれつきそのようであること」という意味の言葉。どちらかと言えば、「神様からもらった性質、能力」ということで、長所を指す時に使われることが多い表現です。もちろん、悪い意味で使うことができないわけではありません。後に身につけるような事柄であったとしても、それが圧倒的であり、他の追随を許さないような場合に「まさに神様から授かったようだ」ということで使われるのが「天性」です。
スポーツ選手でいえば、野球選手の長打力や、脚力。サッカー選手の得点感覚などが努力では到達できないような領域に達している時に「天性」という言葉を使って表現します。逆にスポーツで言えば「判断能力」や「プレーの正確さ」など、経験や努力が積み重なることで向上していくようなものには使わない方が良いでしょう。
5月に入り、悩んでいた主砲の天性の長打力がようやく発揮されはじめた。
その4「持前」
「持前」は「その身にもともと備わっているもの。生まれつきのもの」という意味です。性質にも能力にも使うことができる言葉で、努力することで身につけるというよりも、その人が自然と持っているものを指して使われます。
普段からいじられキャラの男は、持前の明るさを発揮して主力が離脱して苦しいチームを勇気づけた。
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