国語言葉の意味

「則る」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「則る」について解説する。

端的に言えば「則る」の意味は「規範に従う」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んだ。一緒に「則る」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「則る」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「則る」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「則る」の意味は?

「則る」には、次のような意味があります。辞書や辞典で正確な内容を確認しましょう。

1.規準・規範として従う。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「則る」

スポーツのルール・学校の校則・社会の法律など私たちはたくさんの決まりごとに従って生活していますね。「則る」とは「お手本に従うこと・規範に準拠し従うこと」の意。読み方は「のっとる」です。「規範や法律、ルールに準じて行動する場面」で使われる言葉。「ルールに則って試合をする」・「伝統に則って儀式を行う」・「法律に則って裁く」のような「ルール」や「規範」という言葉と一緒に用いられることが多い表現です。特徴をしっかりとおさえておきましょう。

「則る」の語源は?

次に「則る」の語源を確認しておきましょう。昔、「則る」の「則」という漢字は「?」と書かれていたと考えられています。「?」は「鼎(かなえ)=食べ物を煮ることや、祭りに用いられる三本脚の器」と「刀」という2つの漢字から成り立っているとされている言葉。「重要な法を刀で鼎に刻んだ」という意味を持つと伝えられています。この説から由来して「則る=規則や法則、原則などに従って行動するさま」を示すようになったと考えられていますよ。とても歴史の感じられる言葉ですね。

\次のページで「「則る」の使い方・例文」を解説!/

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