国語言葉の意味

【慣用句】「鼬ごっこ」の意味や使い方は?元新聞記者がわかりやすく解説!

「鼬ごっこ」の使い方・例文

次に、「鼬ごっこ」の使い方を、例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.農作物に付着する害虫を駆除するのに農薬や殺虫剤を散布するものの、効果があるか否かまさに鼬ごっこの状態だ。
2.レストランで、メニューに載っている料理でどれを選ぶかの議論は、まさに鼬ごっこだった。
3.今日、犯人がまた逃走し、追いかける警察官と鼬ごっこが続いている。
4.パソコンのアップデート(更新)と新種のコンピューターウィルスは、ネット上のセキュリティで鼬ごっこだ。

例文1は、いわば害虫対農薬・殺虫剤の戦いであり、なかなか決着が付かない意味で、「鼬ごっこ」が用語として使われています。例文2も、メニューに載っている料理を選ぶのにしばらく決まらない状況です。

例文3は、逃げる犯人と捕まえようとする警察官、お互いが競り合って埒が明かない様子で用いられています。そして、例文4も、コンピューター上でよくあることで、まさに安全と危険が隣り合わせであり、その決着が付かない意味での使い方です。

「鼬ごっこ」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

次に、「鼬ごっこ」の類義語(類語)を見ていきましょう。

類義語として、水掛け論千日手押し問答追いつ追われつ同じ応酬の繰り返し埒が明かない堂々巡りデッドヒートなどがあります。

その1「水掛け論」

まず、鼬ごっこの類義語の1つである「水掛け論」について。

水掛け論の意味は、お互いに譲歩や理解を示そうとせず、持論を主張するばかりで、双方が主張を曲げない、一向に進行しない議論のこと。もともと、水を掛け合う遊びのように、勝敗の決め手がない論争から派生した言葉です。「水かけ論」とも言います。

\次のページで「その2「千日手」」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: