
「明日は明日の風が吹く」の使い方は?
「明日は明日の風が吹く」は以下のように使用します。
1.今日はもっと頑張ろうと思っていたが、やめにした。「明日は明日の風が吹く」だ。
2.こんなミスくらい、引きずらなくて良いよ。「明日は明日の風が吹く」というからね。
3.「明日は明日の風が吹く」。そう考えると、悩んでいた気持ちがすっと消えて行った。
ことわざの特徴ですが、使用される場合は「~という」「~だ」が繋がる場合が多いです。ただし、必ずそうしなければならないという決まりがあるわけではないため、そのときどきで適切な言葉を繋げてください。「明日は明日の風が吹く」は、長さとして比較的長い言葉でもあるため、3の例文のように「明日は明日の風が吹く」だけで一区切りとしてしまう場合も多いです。
捉え方によってニュアンスが変わりやすい言葉ですが、使い方確認のために分かりやすく置き換えるのであれば、「きっと何とかなる」などを置換するとわかりやすいでしょう。
「明日は明日の風が吹く」の使いどころについて

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「明日は明日の風が吹く」の使いどころについて解説します。文法上の使い方ではなく、状況として使用されやすい場面です。もちろんあくまで一般的な例であり、他の場面に使ってはいけないというわけではありません。言葉に対して慣れるまでのアシストとして捉えてください。
「明日は明日の風が吹く」は人を慰める時の言葉
「明日は明日の風が吹く」は落ち込んでいる人を慰める際に使用します。ミスをしたりトラブルに見舞われた人に対し、「明日は明日の風が吹く」を使用することで、「きっとなんとかなるよ。そんなに悩むことはないから大丈夫」と伝えることができるのです。
繰り返しになりますが、人によっては無責任だと取られることもあります。「あなたに何が分かるんですか?いい加減なことを言わないで」と返されることも、あるかもしれません。そのため、「明日は明日の風が吹く」を使用する際は、なるべく親しい人、助けてと言われたら、助けてあげたいと思える人に対して使いましょう。

どんな良い言葉でも、「とりあえずこう言っておけばいいんだ」と言わんばかりに乱用していると、次第に言葉に重みが無くなるぞ。良い言葉こそ、使いどころには気をつけないとな。
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