この記事では「明日は明日の風が吹く」について解説する。「明日は明日の風が吹く」は、知名度として比較的高い言葉です。知らないまでも、ちらっと聞いたことがあるような奴は多いでしょう。意味はそんなに難しくないから、知らなかったというやつはこれを機会に覚えてくれ。元建築系企業社員、現言葉大好きライターのsasaiを呼んです。一緒に「明日は明日の風が吹く」の意味や使い方、類義語などを見ていきます。

ライター/sasai

元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。

「明日は明日の風が吹く」の意味は?

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「明日は明日の風が吹く」の意味は、以下の通りです。

今日どんなにたいへんなことがあったにせよ、明日は明日で別のなりゆきになる。くよくよと心配し、取り越し苦労をしても始まらない。

出典:コトバンク「明日は明日の風が吹く」

かいつまんで言うと、「未来のことを心配しても始まらないから気にしないようにしよう」という意味の言葉になります。見ようによっては無責任とも思える言葉ですが、一方で、常に心配ばかりしているのも良くないというのは事実です。

明るい人生には良いバランスがつきものであり、常に心配しすぎることも、常に心配しないことも良くありません。そういった意味では、使いどころに注意し、適切な場面で使用すべき言葉と言えます。

「明日は明日の風が吹く」の言葉の分類は?

「明日は明日の風が吹く」は、ことわざです。四字熟語でないことは見れば明らかですが、故事成語というわけでもなく、これといって言葉の起源となるエピソードなどが存在しているわけでもありません。「言い回し」という表現も、明らかな間違いではありませんが、ややズレていると言えます。

言い回しとことわざの区別として、細部が変わるかどうかがポイントです。たとえば、「頭が下がる」という言葉がありますが、これは言い回しになります。使う際は、「頭が下がれば」「頭が下がり」など、普通の動詞のように細部に変化をつけて使うのが一般的です。対してことわざは言葉自体で一つの単語のような扱いになり、「明日は明日の風が吹かない」「明日は明日の風が吹けば」などと変化をつけることは一般的ではありません。

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「明日は明日の風が吹く」の使い方は?

「明日は明日の風が吹く」は以下のように使用します。

1.今日はもっと頑張ろうと思っていたが、やめにした。「明日は明日の風が吹く」だ。
2.こんなミスくらい、引きずらなくて良いよ。「明日は明日の風が吹く」というからね。
3.「明日は明日の風が吹く」。そう考えると、悩んでいた気持ちがすっと消えて行った。

ことわざの特徴ですが、使用される場合は「~という」「~だ」が繋がる場合が多いです。ただし、必ずそうしなければならないという決まりがあるわけではないため、そのときどきで適切な言葉を繋げてください。「明日は明日の風が吹く」は、長さとして比較的長い言葉でもあるため、3の例文のように「明日は明日の風が吹く」だけで一区切りとしてしまう場合も多いです。

捉え方によってニュアンスが変わりやすい言葉ですが、使い方確認のために分かりやすく置き換えるのであれば、「きっと何とかなる」などを置換するとわかりやすいでしょう。

「明日は明日の風が吹く」の使いどころについて

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「明日は明日の風が吹く」の使いどころについて解説します。文法上の使い方ではなく、状況として使用されやすい場面です。もちろんあくまで一般的な例であり、他の場面に使ってはいけないというわけではありません。言葉に対して慣れるまでのアシストとして捉えてください。

「明日は明日の風が吹く」は人を慰める時の言葉

「明日は明日の風が吹く」は落ち込んでいる人を慰める際に使用します。ミスをしたりトラブルに見舞われた人に対し、「明日は明日の風が吹く」を使用することで、「きっとなんとかなるよ。そんなに悩むことはないから大丈夫」と伝えることができるのです。

繰り返しになりますが、人によっては無責任だと取られることもあります。「あなたに何が分かるんですか?いい加減なことを言わないで」と返されることも、あるかもしれません。そのため、「明日は明日の風が吹く」を使用する際は、なるべく親しい人、助けてと言われたら、助けてあげたいと思える人に対して使いましょう。

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「明日は明日の風が吹く」は自分に使うことも?

「明日は明日の風が吹く」は、自分に対する開き直りに使用することもあります。あまりにも大きかったり、難しい問題に直面したとき、人は「もうどうしようもない」「自分じゃ解決できない、なるようになれ」という気持ちになるものです。そのような際に、「明日は明日の風が吹く」を使用すると、開き直ったという意思表示になります。

すべての問題に対してそのような態度ではいけないのは、もちろんです。しかし逆に、すべての問題に対して全力をつくしていては、肝心なときに動くだけの余力がなくなってしまうこともあります。ときには「明日は明日の風が吹く」という気持ちを思い出すことも大切なことです。

「明日は明日の風が吹く」の類義語は?

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「明日は明日の風が吹く」の類義語は、単語と言うよりも文章が多めです。具体的には、「何とかなる/きっと大丈夫/心配ばかりしても始まらない/なるようになれ」などになります。上記のような意味を持っている文章は、すべて「明日は明日の風が吹く」の類義語と言っても良いでしょう。

「明日は明日の風が吹く」は捉え方によって慰めであったり、開き直りであったりニュアンスがその時々で変化します。それに伴って、類義語とみなされる範囲も広くなり、該当する言葉も増えるのです。

「明日は明日の風が吹く」には英訳も?

「明日は明日の風が吹く」は、英語にすると「Tomorrow is another day.」になります。ただし見てわかる通り、英文として「明日は明日の風が吹く」と書いてあるわけではありません。あくまで意訳になります。

英語の「Tomorrow is another day.」は、やや強引に日本語として直訳すると、「明日はもう一つの日である」という意味です。今日は今日で、明日は明日。転じて、「明日は明日の風が吹く」ということになるわけです。

現代だから大切にしたい「明日は明日の風が吹く」

現代では、何でも行動する前に、慎重に考えるのが良いという風潮があるように思います。ミスをするのは考えが足りないからであり、考えれば対策が打てたはず。先回りしておけば、問題は最小限に食いとめられる。こういった考えは正しいときもありますが、ときに自分を追い詰めてしまいます。

ミスをしたのは、前もっていろいろ考えておかなかったから。トラブルを予想しないからこうなったんだ、という考えで、自分を含む誰かを責めるのはとても危険な考えです。どんなに考えをこらしても予想できないことはありますし、すべてのトラブルに対処しようと思うのであれば、行動や挑戦を諦めるしかありません。

それよりも失敗は起きるものとして、起きた後に乗り越える力をつける方が大切です。「明日は明日の風が吹く」を大切に、チャレンジしていきましょう。

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無責任?それとも大切な言葉?「明日は明日の風が吹く」の意味や使い方・類義語などを言葉大好きライターがわかりやすく解説!

この記事では「明日は明日の風が吹く」について解説する。「明日は明日の風が吹く」は、知名度として比較的高い言葉です。知らないまでも、ちらっと聞いたことがあるような奴は多いでしょう。意味はそんなに難しくないから、知らなかったというやつはこれを機会に覚えてくれ。元建築系企業社員、現言葉大好きライターのsasaiを呼んです。一緒に「明日は明日の風が吹く」の意味や使い方、類義語などを見ていきます。

ライター/sasai

元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。

「明日は明日の風が吹く」の意味は?

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「明日は明日の風が吹く」の意味は、以下の通りです。

今日どんなにたいへんなことがあったにせよ、明日は明日で別のなりゆきになる。くよくよと心配し、取り越し苦労をしても始まらない。

出典:コトバンク「明日は明日の風が吹く」

かいつまんで言うと、「未来のことを心配しても始まらないから気にしないようにしよう」という意味の言葉になります。見ようによっては無責任とも思える言葉ですが、一方で、常に心配ばかりしているのも良くないというのは事実です。

明るい人生には良いバランスがつきものであり、常に心配しすぎることも、常に心配しないことも良くありません。そういった意味では、使いどころに注意し、適切な場面で使用すべき言葉と言えます。

「明日は明日の風が吹く」の言葉の分類は?

「明日は明日の風が吹く」は、ことわざです。四字熟語でないことは見れば明らかですが、故事成語というわけでもなく、これといって言葉の起源となるエピソードなどが存在しているわけでもありません。「言い回し」という表現も、明らかな間違いではありませんが、ややズレていると言えます。

言い回しとことわざの区別として、細部が変わるかどうかがポイントです。たとえば、「頭が下がる」という言葉がありますが、これは言い回しになります。使う際は、「頭が下がれば」「頭が下がり」など、普通の動詞のように細部に変化をつけて使うのが一般的です。対してことわざは言葉自体で一つの単語のような扱いになり、「明日は明日の風が吹かない」「明日は明日の風が吹けば」などと変化をつけることは一般的ではありません。

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