この記事では「フルコース」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「full-course meal」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「フルコース」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどを経験し、三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「フルコース」の意味と使い方は?

それでは、「フルコース」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「フルコース」の意味

「フルコース」には、次のような意味があります。

1. 西洋料理の正式コース。オードブル・スープ・魚料理・肉料理・サラダ・デザート・果物・コーヒーの順に出され、食前酒、白と赤のぶどう酒、シャンパンなどが供される。
2. 組み合わせて選択するものなどで、すべての種目を含んだコース。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「フルコース」

「フルコース」の使い方・例文

次に「フルコース」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.私は高級レストランのフルコースより、ファミレスの方が気楽でいい。
2.初心者におすすめは、全ておまかせのフルコースです。

\次のページで「「フルコース」の英語での表現は?」を解説!/

「フルコース」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。「フルコース」という言葉は確かに英語なのですが、これだけでは通じにくいようですよ。

「フルコース」の英語表現

レストランなどでの「フルコース」は英語で「full-course meal」といいます。夕食の場合は「full-course dinner」でも。「meal」は朝食、昼食などに関係なく「食事」の事ですね。日本語では言葉を省略したり簡素化することがよくありますので、後半部分を略しているわけです。

ちなみに、料理が3品、4品出てくるコースの場合は「three-course meal」「four-course meal」と言う場合もあります。

1.We booked a nice restaurant and enjoyed a full-course dinner.
私たちは素敵なレストランを予約してフルコースを楽しんだ。

2.It wasn't a full-course meal but a casual buffet-style one.
食事はフルコースではなくカジュアルなビュッフェ形式だった。

「フルコース」に関連する英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような表現を見ていきましょう。フルコースを食べるときは、前菜、メインなどが順番に出てきますね。これらは何と言うか知っていますか?

関連表現その1「前菜」

「前菜」は「appetizer」です。「appetite(食欲)」を刺激するために前半で出される料理のことですね。また「starter」と言ったり、フランス語の「hors d'oeuvre​s(オードブル)」も使います。イタリア料理の場合などはイタリア語の「antipasto」を使っても通じるでしょう。

\次のページで「関連表現その2「主菜」」を解説!/

1.The apetizer was a simple dish of salmon.
前菜はサーモンの簡単な料理だった。

2.They served a prown cocktail for the apetizer, and I loved it.
前菜にはエビのカクテルが出され、私はとても気に入った。

3.What would you like to have for an apetizer?
前菜には何が食べたいですか。

関連表現その2「主菜」

コース料理の主菜(メイン)は英語で「main dish」またはアメリカ英語では「entrée」といいます。「entrée」はフランス語で、英語の「entry」にあたる言葉です。正式なフランス料理のコースでは前菜で、イギリス英語でも「entrée」は前菜の意味ですが、アメリカ英語ではメイン料理のことになります。

1.I ordered grilled fish as the main dish.
私は主菜に魚のグリルを注文した。

2.I was already so full after the main dish and didn't think I would manage to eat dessert.
主菜の後私はもうお腹いっぱいでデザートは食べられそうになかった。

「フルコース」を英語で言ってみよう

この記事では「フルコース」の意味・使い方・英訳を説明しました。私たちが日常使っている言葉の中には、一見英語のようでも実は通じない「和製英語」はたくさんありますね。外国語が日本語として定着するとき、省略されたり意味が変わったりすることがよくあります。元々はフランス語などでも英語として使われている言葉もありますよね。さらにアメリカ英語とイギリス英語が異なる場合もあり、混乱しがちです。最初から全部覚える必要はありませんよ。まずは一番よく使われる表現から覚える、アメリカ英語を中心に覚えるなど、自分で絞り込んで覚えていくといいでしょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】「フルコース」の英語表現は?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説! – Study-Z
英訳英語

【英語】「フルコース」の英語表現は?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「フルコース」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「full-course meal」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「フルコース」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどを経験し、三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「フルコース」の意味と使い方は?

それでは、「フルコース」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「フルコース」の意味

「フルコース」には、次のような意味があります。

1. 西洋料理の正式コース。オードブル・スープ・魚料理・肉料理・サラダ・デザート・果物・コーヒーの順に出され、食前酒、白と赤のぶどう酒、シャンパンなどが供される。
2. 組み合わせて選択するものなどで、すべての種目を含んだコース。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「フルコース」

「フルコース」の使い方・例文

次に「フルコース」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.私は高級レストランのフルコースより、ファミレスの方が気楽でいい。
2.初心者におすすめは、全ておまかせのフルコースです。

\次のページで「「フルコース」の英語での表現は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: