

端的に言えば「濡れ鼠」の意味は「びしょぬれ」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んだ。一緒に「濡れ鼠」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/くふ
語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。
「濡れ鼠」の意味は?
「濡れ鼠」には、次のような意味があります。辞書や辞典などで正確な内容を確認しましょう。
1.水に濡れた鼠のように、衣服を着たまま全身がずぶ濡れになること
出典:デジタル大辞泉(小学館)「濡れ鼠」
突然の夕立。傘を持っておらず、びしょびしょになりながら家に帰った経験はあるでしょうか。「濡れ鼠」とは「水に濡れた鼠のように服を着たまま全身がずぶ濡れになること」の意。読み方は「ぬれねずみ」です。突然の雨などで思いがけずびしょびしょに濡れになってしまう場面で使われる表現ですよ。プールや海、お風呂で遊んでいて意図的に濡れてしまう場面では使用されないことがポイント。特徴をしっかりとおさえておきましょう。
「濡れ鼠」の語源は?
次に「濡れ鼠」の語源を確認しておきましょう。ネズミは水に濡れてしまうと毛がペッタリと体に張り付いてしまいますね。このようなネズミの姿から転じて「びしょびしょに濡れた服や髪が体に張り付いているさま=濡れ鼠」となったと考えられています。「濡れ鼠」の由来について理解が深まりましたね。
\次のページで「「濡れ鼠」の使い方・例文」を解説!/