国語言葉の意味

「憂さ晴らし」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学科卒Webライターがわかりやすく解説!

1.今日はお酒を飲んで憂さ晴らしだ。
2.このレクリエーションセンターには、憂さ晴らしにぴったりの娯楽がたくさんある。
3.彼女は、憂さ晴らしのために友達を誘って食事に出かけた。

「憂さ晴らし」はいやな気分をまぎらすこと、つまりストレスを発散させることを表現する時に使う言葉です。ストレスを発散する方法は人によって様々でしょう。仕事帰りに同僚と居酒屋でお酒を飲むこと、買い物をすること、散歩をすること、旅行に出かけること、音楽を聴くことなどいろいろありますね。何らかの愉しみを見出して心に刺激を与え、心身に溜まった不満を発散、解消させることを「憂さ晴らし」と言うのです。

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「憂さ晴らし」をすることは、心身の健康を保つためにとても大切なことだ。自分は、どんなことで憂さ晴らしができるだろうか。誰かに当たったり、他の人に迷惑をかけたりしない、いい憂さ晴らしの方法を見つけておけるといいと思うぞ。

「憂さ晴らし」の類義語は?違いは?

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「憂さ晴らし」の類義語を見ていきましょう。

その1「気散じ」

「気散じ(きさんじ)」は「心の憂さをまぎらすこと」を意味する言葉です。「気晴らし」のことを表し、まさに「憂さ晴らし」と同じ意味を持っています。また、「気苦労のないこと、気楽、のんき」のことも意味していますよ。その点が少し違うところですね。「気散じな旅をした」などというように用います。

その2「気慰み」

「気慰み(きなぐさみ)」は「気持ちがなぐさめられること」を意味する言葉です。「気晴らし」の意味もありますから、「憂さ晴らし」と似ていますね。「気慰みに菜園を作る」などというように用いますよ。

その3「ストレス解消」

「ストレス解消」とは「心身に加わったストレスを解消、発散させること」を言います。ストレスとは心身に加わる圧力や刺激のことです。これが溜まり続けると、もとに戻ろうとする働きを維持できない状態になり自立神経失調症やうつ病、睡眠障害等を引き起こす原因となります。ストレスを解消し、発散することはとても大切なことですね。

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