ライター/sasai
元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。
若さにまかせて無分別な行ないをしてしまうこと。血気にはやりすぎたこと。
出典:コトバンク「若気の至り 意味」
「若気の至り」とは若さゆえに無分別な行いをしてしまうことです。無分別と言うとマナーやモラルに欠けるような、人に迷惑をかけるような行いを連想する人も多いですがそれだけではありません。たとえ誰にも迷惑をかけていなくても、自ら振り返って「考えが足りなかった」「もっと大人な態度で居れば良かった」と後悔するような行いは無分別ということができます。
また、「血気」とは向こう見ずで感情が高ぶりやすいさまのことです。「血気にはやる」とは感情が高ぶり、深く考える前に何か行動を起こしてしまった状態を指します。
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「若気の至り」ってどう読むの?
「若気の至り」は「わかげのいたり」と読みます。「気」のことを「げ」と読むケースはやや珍しいと言えますが、元々「気配(けはい)」など「け」と読むケースは少なくないため、推測できないというほどでもないでしょう。全体的に優しい漢字しか使われておらず、特に難読と言うこともないため、読み方で苦労することは少ないと言えます。
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