国語言葉の意味

「毛嫌い」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校校舎長がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「毛嫌い」について解説する。

端的に言えば毛嫌いの意味は「理由もなく嫌いなこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元予備校校舎長で国語の指導歴が長い教育系ライターのみゆなを呼んだ。一緒に「毛嫌い」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/みゆな

元大手予備校校舎長、現在は教育系のライター。国語、特に現代文の指導経験が豊富。難解な言葉や表現を中高生がスラスラ理解できるように解説するのが大得意。

「毛嫌い」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

毛嫌い」という言葉は日常会話でも登場しますね。「毛ぎらい」とひらがなで表記されることもあります。「嫌うこと」だろうと意味は何となくわかるものの、どうして「毛」がつくんだろう?と考えたことはありませんか?今回は「毛嫌い」の「毛」が何を指すのかまで解説しますから、正しく使いこなせるようになりましょう。

それでは早速「毛嫌い」の意味や語源・使い方を見ていきます。

「毛嫌い」の意味は?

まず辞書で調べてみると、「毛嫌い」には次のような意味があります。

これという理由もなく、感情的に嫌うこと。わけもなく嫌うこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「毛嫌い」

毛嫌い」は、理由があって嫌いだというときには使いません。これと言った理由もないけれど、なんとなく嫌いだというときに使う言葉です。特別な理由はないが生理的に受け付けない、感情的に好きになれないというものに対して「毛嫌い」と表現することができますよ。

「毛嫌い」の語源は?

次に「毛嫌い」の語源を確認しておきましょう。

「毛嫌い」の「毛」は鳥獣の毛を指しています。鳥獣は相手の毛並みによって、好き嫌いを判断するとのこと。子孫を残すため、あるいは種族を守るために、毛並みから本能レベルで好き嫌いを判断しているそうですよ。その様子から派生した言葉が「毛嫌い」です。これといった理由はないけれど、不快を感じて嫌だというときに使います。

「毛嫌い」の使い方・例文

「毛嫌い」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「毛嫌い」の類義語は?違いは?」を解説!/

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