この「三度目の正直」は、ずばり言えば「3回目には期待通りになる」という意味です。ただ、何で3回目なのか、そもそもどんな時に使えばいいのか疑問に思っている人もいるかもしれませんね。
そこで今回は、この「三度目の正直」の意味や使い方、関連語などについて、大学院卒の日本語教師・むかいひろきに解説してもらうぞ。
ライター/むかいひろき
ロシアの大学で2年間働き、日本で大学院修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。
「三度目の正直」の意味や使い方は?
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「三度目の正直」という言葉は、日常生活でも比較的よく耳にする言葉ではないでしょうか。ここではその「三度目の正直」の意味を辞書を参考に確認し、その次に例文を用いて使い方を確認していきます。
「三度目の正直」の意味は「3回目は確実」「3回目には期待通りになる」
国語辞典には、「三度目の正直」は次のような意味が掲載されています。
占いや勝負で、一度目や二度目は当てにならないが、三度目は確実であるということ。物事は三度目には期待どおりになるということ。
明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「◆三度目の正直」
「三度目の正直」は「1回目・2回目の結果は当てにならないが、3回目は確実である」、「1回目・2回目はダメでも、3回目には期待どおりになる」という意味のことわざです。占いや、スポーツ等の勝負事で広く使われる言葉ですね。
「三度目の正直」の使い方を例文とともに解説!
続いて、「三度目の正直」の使い方を例文とともに確認していきましょう。「三度目の正直」は、2回の失敗にめげずにもう一度挑戦するときや、2度の失敗の後に成功した場合に過去を振り返って使用されることが多いです。
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