

この言葉の代表的な英訳は「be deep in debt」だが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んだ。一緒に「首が回らない」の英訳や使い方を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「首が回らない」の意味と使い方は?
「首が回らない」は、慣用句です。つまり、本来の「首」や「回らない」の意味ではなく、「首が回らない」で特別な意味を表しています。それでは、「首が回らない」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「首が回らない」の意味
「首が回らない」には、次のような意味があります。
借金など、支払うべき金が多くてやりくりがつかない。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「首が回らない」
「首が回らない」の使い方・例文
「首が回らない」は、借金や多額の出費のためお金のやりくりができないことをいいます。その由来は、お金の苦労によるストレスのせいで、首が動かせないほど首周りの筋肉が硬くなっている状態からできた言葉だという説が一般的です。
次に「首が回らない」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.働かないとすぐに貯金が底を突いて、首が回らなくなるよ。
2.首が回らなくなるほど借金するなんて、いったい何に使ったの?
3.保証人なんか引き受けると、借金を背負わされて首が回らなくなるかもしれない。
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