国語言葉の意味

「赤の他人」の意味や使い方は?例文や類語を元新聞記者がわかりやすく解説!

その2「他人様」

続いて、「他人様」について、意味と読み方を確認しておきましょう。他人様はたにんさまでなく、ひとさまと読みます。「人様」も同じ読み方です。意味は、他人様であれば、他人ということ。

他人事と書いて「ひとごと」と読むのと同様です。他人様というとややその相手に皮肉が込められているので、使う時は要注意。

その3「第三者」

さらに、「第三者」の意味についても、確認しておきましょう。

第三者は、その物事や出来事に対し、直接、関わりを持たない人のことを指します。当事者ではない人、行為者ではない人のことです。

つまり、赤の他人と同様の意味になります。

「赤の他人」の対義語は?

続いて、「赤の他人」の対義語についても、確認しておきましょう。

対義語として考えられるのは、身内昵懇の仲親密な仲当事者などです。

なお、赤の他人の対義語は「白い恋人」では、との説がありますが、これは国語の世界では、まったく関係ありません。

その1「身内」

赤の他人と真逆の意味、その1つが「身内」です。

身内とは、親子、兄弟姉妹、いとこ、親戚(親類)といったごく親しい血縁関係にある仲のことを指します。血縁関係による繋がりが強いのは、万国共通です。

その2「昵懇の仲」

続いて、「昵懇の仲」について。昵懇は、じっこんと読みます。この昵懇の意味は、親しく打ち解けて付き合うこと懇意など。

例えば、「昵懇な間柄」「昵懇にしている家」といった使い方をします。

「赤の他人」の英訳は?

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さらに、「赤の他人」の英訳について、見ていきます。

赤の他人を英語に訳すと、主に「complete stranger」「outsider」などです。

\次のページで「「complete stranger」」を解説!/

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