国語言葉の意味

「卒なく」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「卒なく」について解説する。
端的に言えば「卒なく」の意味は「無駄がない、手落ちがない」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「卒なく」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「卒なく」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 64453736

それでは早速「卒なく」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「卒なく」の意味は?

「卒なく」には、次のような意味があります。

言動にておちがない。ぬけめがない。むだがない。そつない。

出典:コトバンク

「卒なく」は手抜かりがない様子を表します述語にかかる修飾語として用いる場合には「卒なく」を用い、名詞にかかる修飾語や述語で用いる場合には「卒がない・卒のない・卒はない」などの連語の形を用いることが多いでしょう。

「卒なく」の語源は?

次に「卒なく」の語源を確認しておきましょう。「卒なく」は「卒」と「なし」が組み合わさった言葉です。それでは「卒」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「卒」は「ころも」に「ノ(目印)」を付けて、衣服に目印が付いている様子を示した字。昔は身分の低い役人や兵士が目印のついた決められた衣服を着ていたので、位の低い「役人」「兵士」を表します。

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