国語言葉の意味

「水臭い」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「水臭い」について解説する。
端的に言えば「水臭い」の意味は「水分が多くて味が薄い、よそよそしい、他人行儀だ」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「水臭い」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「水臭い」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 74521541

それでは早速「水臭い」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「水臭い」の意味は?

「水臭い」には、次のような意味があります。

[形][文]みづくさ・し[ク]

1 水分が多くて味が薄い。水っぽい。「―・い酒」

2 よそよそしい。他人行儀である。「婚約を隠すような―・いまねはよせ」

出典:コトバンク

「水臭い」は親しい間柄にある者が遠慮してうちとけない様子を表します。多くの場合、相手が遠慮してうちとけないことを非難するニュアンスがあり、もともと親しくない人については用いません。また、「水臭い」で表される行動は親しい者には当然ないはずの遠慮がある行動であって、積極的な行動については用いられないことが多いでしょう。

「水臭い」の語源は?

次に「水臭い」の語源を確認しておきましょう。「水臭い」は水っぽい食べ物がまずいことから、人情味のない人やよそよそしい態度をとる場合に比喩的に使われるようになった表現です。それでは「水」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「水」は水が川の流れに沿って下っている様子を描いた字。特別な読み方には「水黽(あめんぼ)」「水鶏(くいな)」「水母(くらげ)」「水団(すいとん)」「水蚤(みじんこ)」「水海道(みつかいどう)」「水上(みなかみ)」「水無瀬(みなせ)」「水雲(もずく)」などが挙げられます。

\次のページで「「水臭い」の使い方・例文」を解説!/

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