国語言葉の意味

「つれない」はひらがなで!意味や使い方・類語などを語学系主婦ライターがわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では「つれない」という言葉を解説する。
「つれない」とは簡単にいうと「他人に対する態度が冷たい」ことだ。まあ、俺も表情が硬いから、つれない男だと思われることが多い。心の中は燃えている。物事・相手に対していろいろ考え思っているのだが…なかなか分かってもらえないな。そんな「つれない」の意味や使い方をしっかり押さえて、使いこなせるようになろう。
今回、語学系主婦ライターの小島ヨウを呼んだ。一緒に「つれない」を説明していく。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小島 ヨウ

言葉の使い方、漢字の意味に興味を持ち、辞典で調べまくるアナログ主婦ライター。分かりやすく、読みやすい文章を心がけている。

「つれない」の意味・使い方

image by iStockphoto

例えばグループ交際。皆でドライブしようと盛り上がり、気になる彼女を誘ったが、あっさり断られてしまった。表情がなく口調も淡々、嫌われているのかしら…と思わせるような態度を「つれない」と表現します。くわしい意味や使い方をチェックしていきましょう。

「つれない」の意味

まずは辞書で意味を調べてみます。

[形][文]つれな・し[ク]

1 思いやりがない。薄情である。冷淡である。
2 そしらぬふりをするさま。よそよそしい
3 思うにまかせない。
4 何事もない。なんの変化もない。
5 鈍感である。厚顔無恥である。

出典:デジタル大辞泉(小学館)【つれーな・い】より

愛想がなく冷たい、思いやりがないと相手に思わせる接し方を「つれない」と表します。当人はそう接したつもりはなくとも、受けた相手の主観・印象・感覚的な評価です。ですから「つれない人」と言われると、戸惑うかもしれません。また、苦手な相手にはどうしても「つれない態度」になりますよね。つれなくされるとはさみしいですが、なれなれしいのも困ります。人付き合いは難しいものです。

「つれない」はひらがなで!

「つれない」はひらがなで書いて、愛想のない冷たい態度の意味となります。「連れ無い」と漢字を当て、一緒にいる人・つながりがないこと、また万葉集で「都礼無(ツレなき)」と書かれた歌がありますが、語源は定かでありません。ほかの古文においても、上記の辞書の意味で、ひらがなで表記されています。

\次のページで「「つれない」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: