国語言葉の意味

「うず高い」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「うず高い」について解説する。
端的に言えば「うず高い」の意味は「盛り上がって高い、積もって高い」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「うず高い」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「うず高い」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 70480234

それでは早速「うず高い」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「うず高い」の意味は?

「うず高い」には、次のような意味があります。

[形][文]うづたか・し[ク]

1 積み重なって高く盛り上がっている。「―・く積もった土砂」

2 気品がある。

「宮殿(くうでん)楼閣錦の戸張のその中に、さも―・き女性(にょしゃう)ましまし」〈浄・布引滝〉

出典:コトバンク

「うず高い」は物が積み重なって高くなっている様子を表し、動詞にかかる修飾語として用いることが多く、名詞にかかる修飾語や述語の例は少ないです。「たかい」よりも量感を強調した表現。また「うず高い」は積まれた結果としての高さや量感を表現し行為の過程を意味しないことが多いので、動詞にかかる修飾語として用いられる場合には「積む」に一番よく接続し、「載せる」などにはつきにくいでしょう。

「うず高い」の語源は?

次に「うず高い」の語源を確認しておきましょう。平安時代までは「うず高い」は「ウツタカシ」と清音で表されていました。また「堆い」とも表記されます。それでは「高」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「高」は遠くを見るために作られた高い物見台の形を描いた字です。特別な読み方には「高句麗(こうくり)」「高野聖(こうやひじり)」「高麗鼠(こまねずみ)」「高砂(たかさご)」「高嶺(たかね)」「高天原(たかまがはら)」などが挙げられますよ。

\次のページで「「うず高い」の使い方・例文」を解説!/

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