

端的に言えば言外の意味は「言葉に出さない部分」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
幼少期から様々な分野の本を読み続け、知識を深めてきた川瀬を呼んだ。一緒に「言外」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/川瀬
幼少期から多種多様な本を与えられて育ち、分からない言葉があれば辞書で引く癖がついていた。本を読み続けていく中で、細やかで表現力豊かな美しい日本語に魅了される。これまでの読書量を活かし、丁寧に言葉の意味を解説していく。
「言外」の意味や語源・使い方まとめ

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皆さんは「言外」という言葉の意味をご存じでしょうか。「言外」とは、一言で言うと「言葉で表されていない部分」という意味がありますが、「言外に滲む」といったように、言い回しや使い方が少し複雑です。正しい意味と適切な使い方を知る事で、表現の幅が広がります。それでは早速「言外」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「言外」の意味は?
「言外」には、次のような意味があります。
言葉に出さない部分。「言外の意味」「言外ににおわす」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「言外」
「言外」とは、「直接言葉に出さない部分」「直接表現されていない部分」という意味です。普段人とコミュニケーションを交わす中で、相手が直接言葉で表現していない「相手の表情」や「仕草」「態度」などから、様々な情報を得ています。こうしたものも「言外」と、表現できるものの1つです。
また、「言外」は「げんがい」と読みます。よく「ごんがい」と誤読されることが多いですが、これは間違いなので注意しましょう。
「言外」の使い方・例文
「言外」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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