国語言葉の意味

「反目」の意味や使い方は?例文や類語を字幕制作者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「反目」について解説する。

端的に言えば反目の意味は「仲が悪くて対立すること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

ドラマやアニメなど、数多くの映像字幕を作成した経験があるNagiを呼んだ。一緒に「反目」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Nagi

映像翻訳スクール出身。翻訳、チェッカー以外にも、CC字幕(クローズドキャプション)の制作多数。言葉を文字で表現する「字幕」の世界に数多く触れてきた経験を活かして、分かりやすく解説する。

「反目」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

反目」の読み方は「はんもく」です。裏社会をテーマにした映画やドラマをよく見る人は「はんめ」と読んだのではないでしょうか。

それでは早速「反目」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「反目」の意味は?

まず、国語辞典に記載されている意味を見てみましょう。「反目(はんもく)」には、次のような意味があります。

互いににらみ合いの状態にあること。仲が悪いこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「反目」

「反目」は「はんもく」としての意味が一般的ですが、ここで「はんめ」の意味も併せて説明しておきましょう。「反目(はんめ)」は、ヤクザや暴力団組織において「対立する敵」を意味する言葉。いわゆる「反社会的勢力(反社)」と呼ばれる世界で使われている業会用語です。博徒(とばく)で賭けたサイコロの目と反対の目が出ることに由来します。

「反目」の語源は?

次に「反目(はんもく)」の語源を確認しておきましょう。「」という字には「逆向き」という意味があります。「反対」「反転」などが分かりやすいですね。ところが、単純に「逆」ともいえない場合もあります。例えば「反省」という言葉の「反」。この場合は、自分自身の行動や言動に向き合うという意味合いが出ます。「反目」の「反」はどうでしょうか。「反目」の意味が「にらみ合うこと」であることからも、ここでの「反」には「相手に向き合う」という意味合いがあることが分かりますね。

\次のページで「「反目」の使い方・例文」を解説!/

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