国語言葉の意味

「項垂れる」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「項垂れる」について解説する。

端的に言えば「項垂れる」の意味は「がっくりしてうつむいているさま」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んだ。一緒に「項垂れる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「項垂れる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「項垂れる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「項垂れる」の意味は?

「項垂れる」には、次のような意味があります。辞書や辞典などで正確な内容を確認しましょう。

1.失望や悲しさ、恥ずかしさなどのために力なく首を前に垂れる。うつむく。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「項垂れる」

あなたは最近がっかりしたことや悲しくてうつむいてしまったことはあるでしょうか。「項垂れる」とは「悲しみや心配、恥ずかしさなどのために気持ちが沈み込み、頭を前に低く垂れること・物思いにふけっている際に首を前に傾けること」の意。読み方は「うなだれる」です。どのように読むのかとても少し難しい漢字ですね。とても落ち込んでうつむき加減になっているようなネガティブな様子を示す言葉です。「項垂れている人」からは失望感たっぷりの深い深いため息が聞こえてきそうですね。

「項垂れる」の語源は?

次に「項垂れる」の語源を確認しておきましょう。「項垂れる」は室町時代末期まで「うなたれる」と読まれていました。「項(うな)」とは「うなじ・首筋」の意。「垂る(たる)」は「下方へさがる・たれさがる」のことです。「うな」に「たる」が付き「うなたる=うなじが前に下がっている様子」となりました。そして、現在の「うなだれる(項垂れる)=落胆して頭を深く下げているさま」を示すようになったとされていますよ。「項垂れる」の由来について理解が深まりましたね。

\次のページで「「項垂れる」の使い方・例文」を解説!/

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