この記事では「~という名の」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「named」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「~という名の」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「~という名の」の意味と使い方は?

「~という名の」は、文字通り「~という名称の」という意味で使われることもありますが、比喩的に使われることも多いですね。それでは、「~という名の」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「~という名の」の意味

「~という名の」には、次のような意味があります。

そういう名称・通称・名目・大義名分である、という意味の表現。「仕置きという名の虐待」などのように言うことが多い。

出典:実用日本語表現辞典「という名の」

「~という名の」の使い方・例文

「~という名の」は、そういう名称のという意味です。「野球という名のスポーツ」「コアラという名の哺乳動物」などが一般的な使い方ですが、比喩的に使う場合は「人生という名の旅路」「愛という名の束縛」などという表現が考えられますね。次に「~という名の」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あれは「しつけ」という名の「虐待」だ。
2.当時は「チェンバロ」という名のピアノによく似た楽器が使われていた。
3.「マルゲリータ」という名のピザは、どのピザ屋さんにもあるね。

\次のページで「「~という名の」の英語での表現は?」を解説!/

「~という名の」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

前述したとおり、「~という名の」は、そのままの意味で使う場合と、比喩的に使う場合があります。では、「~という名の」を文字通りの意味で使った場合、英語ではどのような表現を使うのでしょうか。

「~という名の」の英語表現

「named」を使えば、「~という名の」を言い表すことができます

「named」は、動詞「name」の過去分詞です。文法的には、過去分詞の形容詞的用法というもので、ここでは直前の名詞を修飾するパターンの形容詞として用いられています。例えば「an apartment named Ichibankan」(一番館という名のマンション)、「a dog named Kurumi」(クルミという名の犬)など。

「人」「動物」「建物」「街」など、名前が付いている色々なものに使うことができる表現です。

1.I have a daughter named Satsuki.
私には、さつきという名の娘がいます。

2.Excuse me, I'm looking for a big brown dog named Gon.
すみません、ゴンという名の大きい茶色の犬を探しているのですが。

3.A bakery named Yamada-ya is popular around here.
この辺りでは、山田屋という名のパン屋さんが人気です。

「named」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

次はあまり使う機会はないかもしれませんが、比喩的な「~という名の」を表す表現について説明します。

似た表現「we call」

「we call」を使っても「~という名の」の意味になります

「we」は一般的な人びとを指し、「call」は「(~の名で)呼ぶ」「称する」などの意味。つまり「we call」で「人びとが~という名前で呼んでいる」となり、「~という名の」と意訳することができます。

\次のページで「「~という名の」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.He was able to escape the prison we call school.
彼は学校という名の牢獄から脱出することができた。

2.Don't you think that this is jealousy we call love?
これが愛という名の嫉妬だと思わないの?

3.We are travelling on a ship we call family.
僕たちは家族という名の船に乗って旅をしているんだ。

「~という名の」を英語で言ってみよう

この記事では「~という名の」の意味・使い方・英訳を説明しました。「~という名の道路」「~という名の店」など一般的な使い方は「named」を覚えておけばいいでしょう。比喩的な使い方は、「we call」を紹介しましたが、他にも「known as」(~として知られている)なども使えそうですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「~という名の」は英語でどう表現する?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「~という名の」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「named」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「~という名の」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「~という名の」の意味と使い方は?

「~という名の」は、文字通り「~という名称の」という意味で使われることもありますが、比喩的に使われることも多いですね。それでは、「~という名の」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「~という名の」の意味

「~という名の」には、次のような意味があります。

そういう名称・通称・名目・大義名分である、という意味の表現。「仕置きという名の虐待」などのように言うことが多い。

出典:実用日本語表現辞典「という名の」

「~という名の」の使い方・例文

「~という名の」は、そういう名称のという意味です。「野球という名のスポーツ」「コアラという名の哺乳動物」などが一般的な使い方ですが、比喩的に使う場合は「人生という名の旅路」「愛という名の束縛」などという表現が考えられますね。次に「~という名の」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あれは「しつけ」という名の「虐待」だ。
2.当時は「チェンバロ」という名のピアノによく似た楽器が使われていた。
3.「マルゲリータ」という名のピザは、どのピザ屋さんにもあるね。

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