
【ドラマ10話】ドラゴン桜(2021)ネタバレわかりやすく解説|起承転結+原作マンガ比較でわかりやすい

この記事では、TBS日曜劇場「ドラゴン桜」(2021)ドラマ10話の見どころ、原作との違いや共通点、さらに作品を楽しむためのトピックスを網羅した。ドラゴン桜キャラクターと、ドラゴン桜が必読書の編集部が解説するメディアだからこそ、原作マンガとの比較付きでどこよりもドラゴン桜を深く掘り下げて楽しみ尽くせる内容になっているぞ。
それでは、スタディZ編集部ライターと一緒に一挙解説していく。
- 第10話のネタバレあらすじ
- 【起】第10話のネタバレあらすじ~岸本らの悪事/瀬戸・藤井の決意~
- 1.米山は大丈夫?
- 2.売却計画推進の禁断の手口
- 3.奇跡が起きるかもしれない
- 4.瀬戸、文科二類へ
- 5.藤井の再決意
- 【承】第10話のネタバレあらすじ~試験本番~
- 6.瀬戸も一次試験突破!
- 7.東大第2次試験前日
- 8.東大第2次試験当日
- 【転】第10話のネタバレあらすじ~合格発表悲喜こもごも~
- 9.試験当日は、自分に集中
- 10.原、嫌がらせに負けるな!
- 11.合格発表当日の朝
- 12.果たして合格者は?
- 13.合格発表①
- 14.合格発表②
- 15.「お前らなんか一生東大受かんねえよ」
- 16.あと1人…!
- 17.大逆転!瀬戸合格⁉
- 18.早瀬の心境
- 19.来年も東大専科
- 20.早瀬は青学へ
- 【結】第10話のネタバレあらすじ~売却計画決着/卒業のとき~
- 21.売却は免れない?
- 22.坂本の裏切り
- 23.事件の真相
- 24.売却計画頓挫
- 25.久美子理事長の資質
- 26.龍海学園再建への道
- 27.卒業式
- 28.「自分の信じる道を行け!」
- 第10話のあらすじ解説
- 1.最後のドラゴン桜勉強法は「過去問27年分」!
- 2.前作ドラマ版「ドラゴン桜」から緒方英喜(小池徹平)、小林麻紀(紗栄子)、奥野一郎(中尾明慶)が登場!
- 3.健太と藤井に試練!突然敵キャラ登場
- 4.天野の英語用YouTubeが荒らされてたが…!?なんと天野弟が登場!
- 5.生徒それぞれの合否およびストーリーが決着!
- 6.ちゃっかり共通テスト利用で青学の経営学部に進学する早瀬!
- 7.ついに決着がつく学園売却問題。まさかこいつが桜木派だった…!?
- 8.なんと矢島勇介(山下智久さん)、香坂よしの(新垣結衣さん)もサプライズ登場
- キャスト解説や別のストーリーの解説はこちら!
- 【基本編】解説まとめ、見どころ、キャストの解説はこちら!
- 【前の話】「ドラゴン桜(2021)」第9話のネタバレ解説はこちら!
- ドラゴン桜をもっと楽しむならこちら
この記事の目次

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。前作では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つが、果たしてその後を描くドラマでは…?

ライター/Study-Z編集部
ドラゴン桜が必読書の編集部。ドラゴン桜の勉強法を家庭でも実践中。
第10話のネタバレあらすじ
ここから、ドラマのあらすじをまとめていきます。あらすじはいいので感想が読みたい!という人は、日曜劇場『ドラゴン桜2』のドラマ10話の感想・考察のリンクから移動してもらえると、たっぷり5000文字超えの感想から読んでいただけます!
1.米山は大丈夫?
売却問題に巻き込んでしまったことを桜木・水野に謝罪する久美子理事長。
5名以上合格者が出て退任を強いられたとしても構わないから生徒たちのことを任せる、と言う。
当然だと微笑む桜木。また奥田や久美子理事長は自殺未遂の過去がある米山のことも気にかけている様子。
当の米山たちは坂本のオフィスで桜木を潰そうと会議中。米山は「もうとまりませんよ」と恨みの気持ちを強く見せる。
2.売却計画推進の禁断の手口
坂本は前回桜木が言っていた「住民の同意をとれる見込みはあるのか」という疑問を気にしているようだ。
事業内容としてカジノやギャンブルといったワードからかあと100票という票が集まらない。
岸本が方法を考えると言い、提案したのは現金による買収。弁護士としてまずい行為だが指示するだけで直接手は下さないから、と言ってのける。
そこでさらに高原教頭が学園売却成功の暁には県議会議員になる予定だということも明かされる。
岸本はさらに坂本たちに反対住民の個人情報を収集するよう要求。あとは東大合格者が5名以上になることを祈るのみだ。
3.奇跡が起きるかもしれない
久美子理事長は突然水野弁護士事務所の借金の面倒を見ると言い出す。
水野たちのお陰で生徒たちが成長したことを嬉しく思い、東大合格まで集中してほしいとのことだ。
「奇跡を起こして」と懇願する理事長に、桜木も「奇跡か。起きるかもしれないな。」と返す。
場面は変わり、ラーメンを作っている瀬戸の元へ桜木が訪れる。特に瀬戸に触れずラーメンを食べて帰宅しようとする桜木を瀬戸は「なんでなんも言わねえんだよ」と追いかける。
4.瀬戸、文科二類へ
引き留めにきてくれたと思ったのか?と桜木に言われ焦る瀬戸。
出願する前から来年と言っていたら諦めた内に入る、文科二類に出願しろと告げられる。仮に不合格でもどうせ来年受験するなら同じだ。
今この瞬間が未来を作る。1日1日を無駄に過ごすか1分も無駄にせずベストを尽くす、どっちを選ぶかはお前次第だと続けて桜木は去っていく。
瀬戸は覚悟を決め文科二類へ出願する。
5.藤井の再決意
藤井は自ら思い立ち、桜木にやはり理科一類に出願すると宣言する。
自分のために東大に行けという桜木の言葉を思い返し、工学科でロボットを作りたいという夢のために理科一類でなければならないからだという。
桜木はここでも「お前の人生だ」と藤井の気持ちを尊重する。
そして刻々と過ぎていく受験本番までの日々。

いよいよ試験間近となりました。
私自身が受験するわけではないのに自分のこと以上に緊張します!
6.瀬戸も一次試験突破!
一次試験(共通テスト)通過者の発表日、瀬戸は自宅で1人でスマホを握りしめサイトを開くがアクセス過多のためかなかなか読み込めない。
と、そこへ姉や専科のメンバーが飛び込んでくる。瀬戸は、足きりの得点で一次試験を通過していたのだ。
藤井ですら「ラーメン食いに来ただけだよ」と照れ隠ししつつ心配していた模様。こうして7人で二次試験を受けることができることになった。
7.東大第2次試験前日
受験前日。緊張感漂わせる一同を心配する水野だが、桜木は手を打ってあると言う。
やってきたのは水野の元同級生・緒方奥野小林。専科のメンバーに貴重なアドバイスを届けに来たそうだ。
その中で桜木は「本番ではどんな生徒が生き残ると思う?」と問う。
藤井は「平常心を保って自分の力を発揮できる生徒」と答えるが、それ以外にも「運」が必要だという。
そもそも専科のメンバーは桜木と水野に巡り合った強運の持ち主で、1年前と比べたら奇跡のような成長を遂げている。
「2日間、自分のことだけを考えろ。周りを気にせず集中しろ」という言葉で桜木は締めくくる。
8.東大第2次試験当日
岩崎はラケットを抱きしめ、「お願い、勝たせて。」と祈っている。出かけようとすると母から父の握ったおにぎりを渡される。
小杉はいつも通り、瀬戸は「今年は受かりっこねえし」と気楽な様子だ。早瀬は体調が悪く、天野はYouTubeのコメント欄にアンチコメントを見つけてしまう…。
原は試験会場で「楽しい!」と口に出してしまい周囲の席の学生らに目を付けられてしまう。

とりあえず皆一次試験に合格できてよかったですね!
さあ、最終決戦です。
9.試験当日は、自分に集中
試験中に椅子を蹴られ落とした消しゴムを蹴られ戸惑う原。
休み時間にテントウムシと遊んでいると囲まれる。たまたま見ていた藤井はつい近づいて行く。しかし桜木の「自分のことだけを考えろ」という言葉が頭に響く。
引き返そうとしていると「虫けら」という、かつて自分が原にぶつけた言葉が耳に入り怒鳴りこんでいく。
なおも悪態を続ける学生につかみかかりはずみで右手首に怪我をしてしまう。
10.原、嫌がらせに負けるな!
原の医務室に行こう、と言うのに藤井は「3年間この日のために頑張ってきたんだ。後で良い」と力強く返し教室に戻る。
藤井が試験管に嫌がらせを報告し、試験中に再び原を蹴る学生たちは注意される。
原は大丈夫だ、と肩を叩かれ気を持ち直して試験を続ける。一方、藤井は手首がかなり痛むようだ。
11.合格発表当日の朝
意気揚々と最後のラップ動画を撮影する天野。弟が行かなくて良いのかと乱入してくる。
受験当日に天野が見ていたアンチコメントには反論コメントや激励コメントがついていた。
その主が母や弟だと気付いた天野はお礼を言う。2人のお陰でアンチに負けず最後までベストを尽くすことができたのだ。
12.果たして合格者は?
東大合格者が5人以上出なければ計画が進まないため、集まって発表を確認する売却計画の面々。
同じころ専科のメンバーは集合し発表の掲示板を前に励まし合っていた。
ネット上の発表ページもなかなかつながらず職員室でも大騒ぎ。
小杉から1人1人確認していく。
13.合格発表①
小杉は合格。1人目の合格に教員たちは大喜び。
早瀬は自分の番号を確かめる前に肩を落とす瀬戸を見て不合格を察する。当の本人は「幸運の持ち主だから」と掲示板に目を通すがそこに受験番号はない。
つづいて原は胴上げされている合格者が邪魔で掲示板に近づけないが、持ち前の短期記憶能力を使って確認すると合格していた。
沸き立つ教師陣に奥田は「裏切者が」と怒りを見せるが久美子理事長は「先生たちも生徒のことは大事に思っているのだ」と理解を示す。
14.合格発表②
天野は自分の番号をつぶやきながら掲示板を探す。合格の喜びから叫びラップをかまし周囲から拍手喝采。恥ずかしくてさっさと去っていくのであった。
岩崎は父母バドミントンの神様に祈りながら掲示板を確認、無事合格。
これで合格者は4名。残りは藤井だが…。
藤井の番号はない。
肩を落とす教師陣といらだちを隠せない前理事長。計画が水の泡だ。
15.「お前らなんか一生東大受かんねえよ」
小杉に駆け寄る原。合格の喜びをかみしめ合う。そこに受験会場で嫌がらせをしてきた学生たちがやってくる。
肩をつかみ物陰に追いやられ、原は八つ当たりの暴力を振るわれる。小杉も抵抗できず就き飛ばされるが、そこに現れたのは小橋と岩井。
小橋らの「お前らなんか一生受かんねえよ!」と言う迫力に負けて2人は退散していく。
16.あと1人…!
合格者は4名だということで、久美子理事長は辞任する必要はなく学園売却計画も頓挫する。
しかし、桜木は「まだあと1人いる。」とつぶやく。
専科のメンバーが集まっているところに瀬戸がやってくる。来年のために東大の敷地を見学していたらしい。
「かすってもねえよ。最初の桁から違うんだからよ」とおどける瀬戸だが、一同は瀬戸が犯した大きなミスに気付く。
17.大逆転!瀬戸合格⁉
早瀬は瀬戸が見ていた掲示板が文科三類のものであったことを指摘する。瀬戸が受けたのは文科二類なのでそこに番号があるはずもない。
岩崎を筆頭に全員で走って確かめに行く。文科二類の掲示板には瀬戸の番号はあり、みんなでその合格を喜ぶのだった。
期待すらしていなかった教師陣・売却計画メンバーも喜びを隠せない。
早瀬は「何も頑張ってこなかった私がいくらがんばったって…」とまた落ち込むが、岩崎は「菜緒はめちゃくちゃがんばった」と抱きしめる。
18.早瀬の心境
専科の教室に一同は集まる。
桜木は合格者に祝福の言葉をかけ、早瀬と藤井に「お前らな…」と言いかけて早瀬に制止される。
早瀬は自信があったが落ちてしまい悔しいとつぶやく。人生でそんな感情を抱いたことはなく、それだけでも東大を目指せて良かったと感謝を述べる。
藤井は親に土下座をして東大専科でもう1年勉強させてくれと頼み込んだという。
19.来年も東大専科
そんな藤井に桜木はバカ野郎と怒鳴る。原を庇ったことを聞いていたのだ。
しかし藤井は以前の自分なら絶対にしない行動を起こした自分のことを嬉しく思った、気にするなと原に言う。
桜木は再び大バカ野郎と怒鳴るが、その後今の藤井なら次は確実に受かると微笑む。
小橋岩井は仲間が増えて嬉しそうに「俺たち来年も一緒だな」と声をかけるが、藤井は「お前らは再来年くらいまでかかるんじゃねえの」とふざける。
20.早瀬は青学へ
そこで早瀬が「私もういいや」と発言。なんと青山学院の経営学部に共通テスト利用試験で合格していたと告白する。
東大へこだわりがあったというよりも、がんばれる自分になりたく岩崎にかけられた「がんばった」という言葉で報われたと感じたという。
早瀬は自分で調べて出願し自分の道を決めた。桜木はその意志を認める。
瀬戸は瀬戸屋の客から売却の件を少し聞いていたようで、専科は不安な空気に包まれる。
そこへ前理事長たちが訪問したことが知らされる。

結果は全員が合格とはいきませんでしたが、皆本当によくがんばりましたね。
そしてまさかの早瀬さんが青学に進学することに!
皆進路は別々になりますが、一緒に頑張ってきたこの1年の経験が今後必ず活きてくるでしょう。
21.売却は免れない?
前理事長は久美子理事長に辞任を指示。理事長は「私はあの子たちのがんばりを誇りに思います」と毅然とした態度で書類に署名する。
正式に辞任が成立し高原教頭が理事長に就任する。つづいて売却に関して緊急動議が行われる。
水野は卑劣な高原を責めるが、反省するどころか「リゾート地化で近隣地域は潤う。救世主だ」と反論する。
それを聞いた坂本は笑い出し、不自然なほど笑い続ける。
22.坂本の裏切り
坂本はそのまま高原が反対派の住民を買収したことを暴露する。
高原はとぼけるが、岸本が買収を示唆している映像、高原が実際に買収行為をしている映像が映し出される。
岸本は個人情報を無断で得て流した坂本らも同罪だと脅すがそれらの情報はフェイクだという。
これだけの証拠があれば岸本は弁護士資格はく奪、高原は県議会議員になど到底なれない。
坂本・米山は最初から桜木側の人間だったのだった。桜木も知っていたわけではないが以前受け取った匿名メールなどからうすうす気づいていた様子。教え子を信じていたのだ。
23.事件の真相
2人は桜木を陥れた犯人を2年間追っていたという。
米山は事件の前、桜木から「お前はだめだ、落ちる」と何通もメールをもらっていたと述べる。しかしその本当の送り主は岸本だったと坂本の力で発覚していた。
マスコミによって無実の罪で追い詰められた桜木だが、事実に反した内容であるにも関わらず内情に詳しいのが引っかかったと坂本は続ける。
そうして桜木を陥れた岸本は桜木法律事務所を乗っ取ったのだが、「全国から来る教育コンサルの依頼を断り利益を生み出さない人間はいらない」と岸本は言い訳がましい。
24.売却計画頓挫
米山は自分や桜木の人生を狂わせた岸本に激しい復讐心を見せる。
どうするか尋ねられ、桜木は「そのへんにしとけ」と一蹴する。復讐では誰も幸せになれない。
人を陥れることで得られるものは何もなく、岸本のようにならず自分の人生を生きろと米山を諭す。
前理事長はこの期に及んで売却を進めようとするが、プロジェクトリーダーから拒否されてしまう。
25.久美子理事長の資質
動揺する前理事長に「父さん」と声をかける久美子理事長。
自分の意見に従わなかった娘に責任をなすりつけ、「私の周りの高学歴は使えない」と言い始める始末。
桜木は短期的な経営状況だけで判断し学園を売り飛ばそうとした前理事長が1番ばかだと告げる。
さらに久美子理事長を「教育者としての強い信念、生徒たちを思う気持ち」の持ち主だと称える。
彼女に任せておけば学園は再建可能だと力強く言ってみせる桜木の言葉にあきれたように去ろうとする父に向かって、久美子理事長も「必ず立て直して見せる」と宣言するのだった。
26.龍海学園再建への道
矢島から桜木水野にメールが届き、坂本や米山を責めないでくれ、もう1人の協力者が出向くはずだと告げられる。
さらに仕込みの成果が出ると連絡が入り、職員室に行ってみるとそこに広がっていたのは電話対応に追われる教師陣。
ネットニュースで龍海学園が東大合格者を5名出したことが大々的に報道されたのだ。
問い合わせが殺到し、水野の顧問弁護士としての仕事も忙しくなりそうだ。
それから一週間後桜木と水野の前に現れた「もう1人の協力者」は水野の元同級生・香坂よしのだった。
務めている会社のシステムを貸してくれたのだそうだ。久しぶりの再会に水野と香坂は抱き合う。
27.卒業式
専科の教室に入ってくる一同は、桜木のテントがなくなっていることに気づく。
桜木は「お前らと一緒に卒業だ」と告げるのだが冗談かと思い小橋たちは笑う。
来年度も指導を期待していた留年組は焦るが、桜木は小橋岩井の強みは「素直さ」で来年はきっと合格できると励ます。
藤井も合格に必要なものを既に持っているので大丈夫と続ける。
原も「もっと先生と勉強したい」と泣き出すが「お前は東大で勉強するんだ、お前なら虫と共生できる未来を必ず作れる」と微笑み返される。
小杉には「もう誰にも遠慮しないで自分で道を切り開け」、天野には「お前は図太い、失敗を恐れず迷わず取り組め」、岩崎には「オリンピック楽しみにしてるぞ」、早瀬には「生まれつきの運の良さに努力が加われば最強だ」、瀬戸には「自分の限界を決めるな。人を頼れ」と告げる。
28.「自分の信じる道を行け!」
人生で1番大切なことは東大に行くことでも、結果を出すことでも、勝つことでもない。目標に向かい、自分の人生を変えようと努力した1分1秒、道のり、熱意、仲間への思いに価値がある。と桜木は続け、水野のことも「俺の人生まで変えちまった」と言う。水野の人柄を称え、自分を立て直してくれたことに対して礼を伝える。
そして最後に桜木は熱く語る。
「クソみたいな人生を変えられるのは自分しかいない。人は誰かを変えることなんてできない。だが、真っすぐな思いで突き進むときそれは他の誰かを動かす原動力となる。自分を信じてまっすぐ突き進め。そうしたらいつか他人に勇気や希望を与える。巡り巡って社会を変えていく。未来を作るのはお前らだ。自分の信じる道を行け!」

ドラマの最終回が終了しましたので、今回でネタバレ解説記事も最終回となります。
スタディZにはドラマに出てきた勉強法や原作漫画を取り上げたより詳しい東大合格勉強法についても取り上げていたり、他にも勉強に役立つ記事が多くあります。
そちらも是非見ていってくださいね!
第10話のあらすじ解説
それでは第10話のあらすじ解説をまとめさせていただきます!
1.最後のドラゴン桜勉強法は「過去問27年分」!
今回も炸裂したドラゴン桜勉強法ですが、なんと「過去問27年分」を解くという王道にして正攻法な勉強法でしたね!
しかしそこに含まれる意味合いはとても大きいもの。
「迷いは自信を奪う。自信を失えば弱気になる。弱気は恐怖を呼ぶ。恐怖は緊張を引き起こす。緊張は頭と体を硬直させる。その結果、能力を発揮できず勝負に敗れる」
と諳んじるのは元不良・岩井。
たったの1ヶ月と少ししか無い準備期間ですので、いろいろと参考書に浮気してしまったり、方針がぶれてしまうこともよくないのですね。
この勉強法に関してはこちらの記事でも【マンガのページ付き】で解説していますので、ぜひ御覧ください。
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2.前作ドラマ版「ドラゴン桜」から緒方英喜(小池徹平)、小林麻紀(紗栄子)、奥野一郎(中尾明慶)が登場!
最終回となる第10話。やっぱり脚本は裏切りません!豪華ゲストが登場してくれましたね!
今回登場してくれたのは
緒方英喜(小池徹平さん)
小林麻紀(紗栄子さん)
奥野一郎(中尾明慶さん)
の3名。前作ドラマ版「ドラゴン桜」で、水野直美の同級生だった3名ですね。
視聴者としては矢島勇介(山下智久さん)、香坂よしの(新垣結衣さん)の登場も期待していたところでしょうが、3人の登場はネットでも話題となっていました!
3.健太と藤井に試練!突然敵キャラ登場
試験当日、健太が他の受験生とトラブルになってしまいました。
その健太を助ける形で藤井も巻き込まれてしまいましたね。
「明日と明後日の二日だけは、自分のことだけを考えろ。本番は何が起きるか分からない。周りは気にするな。自分に集中するんだ!」
という桜木の教えが頭によぎるものの、やはり友人のピンチに手助けしてしまう藤井。第4話や5話の頃の藤井を思うと、大きな成長ですね!
そもそも桜木が「自分のことだけを考えろ」と言った瞬間は、なーんかひと悶着ありそうな印象といいますか、フラグビンビン匂わせてたのですが、健太と藤井に降り掛かったのですね。
早く受験の合否と、学園売却の結末が知りたい!と先を急ぐところですが、しっかり10話の中でも先が読めない流れをつくってくれますね。ドラマ版では前作もそうでしたが、やはり試験当日に生徒に試練を与えます!
ちなみに健太に小突いた2人は試験に不合格だっただけでなく、岩井・小橋の元不良コンビに成敗されるというオチもついて完璧でしたね!(笑)
4.天野の英語用YouTubeが荒らされてたが…!?なんと天野弟が登場!
試験当日の試練といえば、天野も同じく試験当日に災難がありましたね。
なんとYouTubeにアンチコメントが…!大きくメンタルを揺さぶられる自体ですが、なんと天野弟(裕太)と天野母が反論してくれていたということでした。
実はこのシーン、マンガでも同様に描かれていました。
アンチコメントを撃退してくれた味方がいたので、天野としては落ち着いて試験を受けることが出来たのですね!
9話まで天野の家族の決着が見られなかったので、描かれるとしたらやはり10話かな…とは思っていましたが、きちんとストーリーが回収されて安心しました!
5.生徒それぞれの合否およびストーリーが決着!
ドラゴン桜の醍醐味である生徒それぞれの合否。最終話にしてついにその結果が出揃いました!ここでまとめて見てみましょう。
小杉…東大合格(文3)。父とも和解している様子が見られる。
早瀬…東大不合格(文3)。共通テスト利用で青学の経営学部に進学。
健太…東大合格(理2)。受験当日にいじめを受けるも、藤井の協力を得る。
天野…東大合格(理2)。東大YouTubeにアンチコメントが来るも、家族の力で乗り切り、家族の和解が見られる。
岩崎…東大合格(理2)。バトミントン推しだった両親の理解も得られ、父との和解も描かれる。
藤井…東大不合格(理1)。理2や文3を目指したりしたものの、自分のために東大を受けると決意。当初の理1に目標を設定する。試験当日は健太をかばいケガを押して試験を受けた。
瀬戸…東大合格(文2)。文3ではなく、共通テストの足切りは低いものの2次のハードルが高い「文2」に切り替えて受験。
それぞれの合否がでました。藤井はなんと不合格、瀬戸が合格するという大番狂わせがきましたね!
藤井の不合格は、東大合格という結果となったマンガ版とは大きな違いですね。それでも、友達を守れる自分になった誇らしげな藤井を見ると、それでも良かったのかもと思ってしまいます。
それにしても、合格者は4名なのか?5名なのか?そのギリギリの駆け引きが演出されるのだろうなぁとなんとなく予想はしていましたが、まさかの瀬戸が最後の切り札になるとは!
6.ちゃっかり共通テスト利用で青学の経営学部に進学する早瀬!
東大不合格となった早瀬ですが、共通テスト利用で青学の経営学部に進学することとなり、東大専科の全員驚いていましたね!
実はここマンガと設定が似ている部分でして、
・早瀬は「頑張った経験だけで十分満足」
・何が何でも東大にこだわってたわけでもない
・東大専科に入ってなければ共通テストの点数も伸びてないのでラッキー
ということでした。
マンガ版では、明治・青山への私立併願をしていましたが、早瀬は東大合格し、東大へと進学しています。ここも原作との大きな違いですね!
7.ついに決着がつく学園売却問題。まさかこいつが桜木派だった…!?
ドラゴン桜名物の「東大合否」が大方整理できたところで…今回のドラゴン桜には「学園売却」というもうひとつの要素があります。日曜劇場要素をビンビンに感じる展開ですね!
そして明らかになったのが、まさかの坂本・米山が桜木派であった事実。
1話目から最後まで坂本・米山らの描かれ方がめちゃくちゃ悪人だったので、これは本当に驚きました。逆に言うと、9話で悪人役だと明らかになった高原教頭にも驚きましたし、みんな良い演技をしますねぇ!
「生徒は全員悪役にならない」という1話目からの鉄則(?)が、最終話でも描かれる決着となり、とても満足度の高い脚本でした!
さらには米山を自殺未遂に追い込み、桜木を桜木弁護士事務所から追い出した張本人…岸本香の悪事まで明らかになりましたね。米山・坂本の努力により、岸本香を「詰み」状態まで持っていけたのは素晴らしい動きでした。
8.なんと矢島勇介(山下智久さん)、香坂よしの(新垣結衣さん)もサプライズ登場
すみません!
ドラマの前半で登場した小池徹平さん、紗栄子さん、中尾明慶さんでサプライズは終了と思っていました。
なんと矢島勇介(山下智久さん)、香坂よしの(新垣結衣さん)もサプライズ登場しましたね。
山下智久さんはなんと声だけの登場。なるほどと思いました(笑)
星野源さんとの結婚発表後にはじめてドラマ出演となる新垣結衣さんは、長澤まさみさんとツーショットの横並びとなる大変貴重なシーンとなりましたね。
サプライズ出演というだけでなく、坂本・米山らが二重スパイによって学園を守ったことから、桜木の教え子は桜木を助ける、という素敵な構図となりましたね。
もともとマンガ原作でも、受験テクニックのみならず友情や絆が描かれるシーンがありましたが、ドラマでも同様に先生と生徒、生徒同士、桜木と水野の絆が描かれました。演技によって魅力が増したドラゴン桜。とても感動しました!
【基本編】解説まとめ、見どころ、キャストの解説はこちら!
日曜劇場「ドラゴン桜(2021)」について、放送前から「漫画版との違い」「前作との違い」「半沢直樹チームとの関連」「キャストの詳細」「ドラマオリジナル要素」などをまとめたのがこちらの記事。
ドラマ版ドラゴン桜の扉ページとして機能するようにつくっていますので、もし解説の続きが気になる方は、こちらの記事をブックマークしていただくと便利だと思います!
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