国語言葉の意味

「怜悧」の意味や使い方は?例文や類語を読書好きWebライターがわかりやすく解説!

「怜悧」の対義語は?

「怜悧」にはどんな対義語があるでしょうか。

「暗愚」

「怜悧」の対義語として「暗愚」と言う言葉が、辞書に載っていました。「あんぐ」と読み、「物事の是非を判断する力がなく、愚かなこと・愚かで道理に暗いさま」の意。端的に言うと「愚か」という事ですよ。この言葉は主に文語で用いられ、「愚か者」という意味も含まれている事から人物を形容する際に使われますよ。賢いの意味の「怜悧」とは正反対の言葉ですので対義語として適切ですね。

「怜悧」の英訳は?

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「怜悧」を英語ではなんと言うでしょうか?一緒に見ていきましょう。

「intelligent」

「intelligent」「頭が良い・賢い」という意味の英単語です。日本語でも頭がいい人を「インテリ」言いますが、これは「intelligent」から来ていますよ。また「smart」も同じ意味なので言い換えが可能です。「smart」は日本語では、スタイルの良さ・物腰の柔らかさなど幅広く使われていますが、頭脳だけでなく洗練された立ち振る舞いも含まれているので、「聡明」の英語表現になりますよ。例文を挙げるので参考にしてください。

「That child has very intelligent eyes.」(あの子供はとても怜悧な目をしている。)

「She is smart and popular with everyone. 」(彼女は怜悧なのでみんなから人気がある。)

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ここまで「怜悧」について勉強してきたが、馴染みがない言葉だったから色々と調べていく中で出会った四字熟語を紹介しておこう。「温和怜悧」と「怜悧狡猾」という言葉だ。「温和怜悧」とは「おんわれいり」と読み、「穏やかで優しく賢いこと」という意味だ。「聡明」よりも柔らかい印象で、「温和怜悧な人だね」と言われると最上級の褒め言葉になるよな。一方「怜悧狡猾」は「れいりこうかつ」と読み、悪賢いさまを表す言葉なんだ。同じ「怜悧」という言葉が入っているのに、接続している言葉によって、こんなにも意味が真逆になるなんて驚きだし言葉の不思議だな。ビジネスシーンでもメールや文書で得意先の人に、「あなたの部下は怜悧な方ですね。」などと使うと良いかもしれないな。

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