

端的に言えば怜悧の意味は「賢い」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んだ。一緒に「怜悧」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/AYA
長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「怜悧」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説していく。
「怜悧」の意味や語源・使い方まとめ

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「怜悧」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?普段目にしないような漢字なので、読めない人も多いかと思います。この言葉は「れいり」と読みますよ。「怜」という字や「鋭利」の響きに似ているので、冷たいイメージが沸きますね。実際はどんな意味なのでしょうか?
それでは早速「怜悧」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「怜悧」の意味は?
「怜悧」には、次のような意味があります。
1.賢いこと。
2.利口なこと。
3.利発。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「怜悧」
「怜悧」とは「れいり」と読み、「賢い・利口な」を意味する言葉です。頭の回転が早く判断力に優れていることを指しますよ。「怜」という文字は「心臓・頭上に頂く冠・ひざまずく人」の象形から成っていて、「ひざまずき神意に耳を傾ける」事を「心が澄む」と解釈して、「感覚が鋭い・賢い」に変化したとされています。「悧」も同じ「賢い」の意味を持つので、この文字はどちらも「賢い」の意味を持っているのですね。
普段あまり聞かない言葉ですがどのように使うのでしょうか?「怜悧な子ども」や「怜悧な頭脳」といった表現を文学作品でまたに見かけます。「怜悧」という言葉は口語よりも主に文語で用いられますよ。
「怜悧」の使い方・例文
「怜悧」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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