この記事では「怜悧」について解説する。

端的に言えば怜悧の意味は「賢い」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んです。一緒に「怜悧」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/AYA

長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「怜悧」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説していく。

「怜悧」の意味や語源・使い方まとめ

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「怜悧」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?普段目にしないような漢字なので、読めない人も多いかと思います。この言葉は「れいり」と読みますよ。「怜」という字や「鋭利」の響きに似ているので、冷たいイメージが沸きますね。実際はどんな意味なのでしょうか?

それでは早速「怜悧」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「怜悧」の意味は?

「怜悧」には、次のような意味があります。

1.賢いこと。
2.利口なこと。
3.利発。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「怜悧」

「怜悧」とは「れいり」と読み、「賢い・利口な」を意味する言葉です。頭の回転が早く判断力に優れていることを指しますよ。「怜」という文字は「心臓・頭上に頂く冠・ひざまずく人」の象形から成っていて、「ひざまずき神意に耳を傾ける」事を「心が澄む」と解釈して、「感覚が鋭い・賢い」に変化したとされています。「悧」も同じ「賢い」の意味を持つので、この文字はどちらも「賢い」の意味を持っているのですね。

普段あまり聞かない言葉ですがどのように使うのでしょうか?「怜悧な子ども」や「怜悧な頭脳」といった表現を文学作品でまたに見かけます。「怜悧」という言葉は口語よりも主に文語で用いられますよ。

「怜悧」の使い方・例文

「怜悧」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「怜悧」の類義語は?違いは?」を解説!/

1.怜悧な顔立ちの彼女は、いつもみんなの人気者だ。
2.あの子は子供ながらに怜悧な目をしている。
3.先生は怜悧な子を贔屓する。

例文を3つ挙げてみました。例文1の「怜悧な顔立ち」とは人それぞれ感じ方が違う曖昧なニュアンスですが、品があって聡明な雰囲気をまとっているような人でしょうか。キャリアウーマンのように実績が分かるわけでもないのに、頭脳明晰に見える人のことでしょう。例文2と3は大人から見ても賢そうに見える子、という意味で例文を挙げています。思慮深い眼差しでじっと見つめる子や、おとなしいけど察してくれるような子はやはり一目置かれますし、大人からも可愛がられる傾向にありますね。

「怜悧」という言葉には、全くマイナスの要素はなく相手を褒める言葉として用いられますよ。

「怜悧」の類義語は?違いは?

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賢いという意味を持つ「怜悧」にはどんな類義語があるのでしょうか?色んな表現が出来そうですが、その中でいくつか紹介していきますね。

その1「聡明」

「聡明」の読み方は「そうめい」で、耳が良く聞こえるという意味の「聡」と、目が良く見えることの意味の「明」を合わせて「物事の理解が早く賢いこと」という意味になります。勉強はもちろん判断力やコミュニケーション能力など、多くの要素をクリアした人を「聡明な人」と言いますよ。

「怜悧」とは「判断力があり賢い」という点が共通しているので類義語としてふさわしいでしょう。違う点は「怜悧」の場合は能力がベースで、「頭が切れる・利口」の意味が強いですが、「聡明」はどちらかというと知性+αで優れた人柄も重視される言葉ですよ。「怜悧」よりも少しハードルが高いような印象ですが、「聡明」は口語として使われる事が多いので、「怜悧」よりも馴染みは深いですね。

その2「賢明」

「賢明」「けんめい」と読み、「賢くて物事の判断が適切であること」の意。辞典によると「賢明」は「賢明な人」のように人に使う場合もあるが、「賢明な処置」など対応する事柄を指し示す使い方が多いようです。それに対して「怜悧」は人を表す表現が一般的で、「怜悧な対応」などとは使わないので、注意と使い分けが必要ですね。

\次のページで「「怜悧」の対義語は?」を解説!/

「怜悧」の対義語は?

「怜悧」にはどんな対義語があるでしょうか。

「暗愚」

「怜悧」の対義語として「暗愚」と言う言葉が、辞書に載っていました。「あんぐ」と読み、「物事の是非を判断する力がなく、愚かなこと・愚かで道理に暗いさま」の意。端的に言うと「愚か」という事ですよ。この言葉は主に文語で用いられ、「愚か者」という意味も含まれている事から人物を形容する際に使われますよ。賢いの意味の「怜悧」とは正反対の言葉ですので対義語として適切ですね。

「怜悧」の英訳は?

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「怜悧」を英語ではなんと言うでしょうか?一緒に見ていきましょう。

「intelligent」

「intelligent」「頭が良い・賢い」という意味の英単語です。日本語でも頭がいい人を「インテリ」言いますが、これは「intelligent」から来ていますよ。また「smart」も同じ意味なので言い換えが可能です。「smart」は日本語では、スタイルの良さ・物腰の柔らかさなど幅広く使われていますが、頭脳だけでなく洗練された立ち振る舞いも含まれているので、「聡明」の英語表現になりますよ。例文を挙げるので参考にしてください。

「That child has very intelligent eyes.」(あの子供はとても怜悧な目をしている。)

「She is smart and popular with everyone. 」(彼女は怜悧なのでみんなから人気がある。)

\次のページで「「怜悧」を使いこなそう」を解説!/

「怜悧」を使いこなそう

この記事では「怜悧」の意味・使い方・類語などを説明しました。簡単に復習しておきましょう。「怜悧」とは「賢い・利口」の意味でしたね。文語での表現が多いので、口語だと聞き慣れないために伝わらない可能性もありますね。

「怜悧」と「聡明」、どちらが言われて嬉しいでしょう?「怜悧」も「聡明」も同じ「賢い・利口」という意味ですが、バリキャリの女性は「怜悧な人」で、美人な生徒会長が「聡明な人」といった感じでしょうか。どちらにしても「判断力や頭の回転の早さ」といった頭脳明晰な面を持っていてこその褒め言葉ですね。この記事が参考になれば幸いです。

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国語言葉の意味

「怜悧」の意味や使い方は?例文や類語を読書好きWebライターがわかりやすく解説!

この記事では「怜悧」について解説する。

端的に言えば怜悧の意味は「賢い」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んです。一緒に「怜悧」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/AYA

長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「怜悧」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説していく。

「怜悧」の意味や語源・使い方まとめ

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「怜悧」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?普段目にしないような漢字なので、読めない人も多いかと思います。この言葉は「れいり」と読みますよ。「怜」という字や「鋭利」の響きに似ているので、冷たいイメージが沸きますね。実際はどんな意味なのでしょうか?

それでは早速「怜悧」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「怜悧」の意味は?

「怜悧」には、次のような意味があります。

1.賢いこと。
2.利口なこと。
3.利発。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「怜悧」

「怜悧」とは「れいり」と読み、「賢い・利口な」を意味する言葉です。頭の回転が早く判断力に優れていることを指しますよ。「怜」という文字は「心臓・頭上に頂く冠・ひざまずく人」の象形から成っていて、「ひざまずき神意に耳を傾ける」事を「心が澄む」と解釈して、「感覚が鋭い・賢い」に変化したとされています。「悧」も同じ「賢い」の意味を持つので、この文字はどちらも「賢い」の意味を持っているのですね。

普段あまり聞かない言葉ですがどのように使うのでしょうか?「怜悧な子ども」や「怜悧な頭脳」といった表現を文学作品でまたに見かけます。「怜悧」という言葉は口語よりも主に文語で用いられますよ。

「怜悧」の使い方・例文

「怜悧」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

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