「露知らず」の例文
次は例文を用いて「露知らず」の使い方も見ていきましょう。
1.姉は両親の不仲に気づいていたが、幼かった私は露知らず、4人家族の幸せな生活がずっと続くと思っていた。
2.彼のお母さまが入院中とは露知らず、いろいろと手間のかかる仕事を依頼してしまい、申し訳なかった。
最初の例文は、姉は両親の仲が険悪なことを察していたが、幼かった私は全然知らずにいたので、両親が離婚するなど想像もできなかったという意味です。2番目の例文は、彼のお母さまが入院していることをまったく知らなかったので、大変な仕事を振ってしまったことを申し訳なく思うという意味ですよ。
「思いもよらない」:まったく予想しない
「思い」は意味がたくさんある言葉です。「ある物事について考えを持つこと」のほかに「愛情」やその逆の「恨み」などの意味も持っていますが、この場合は「予想」「予期」「想像」といった意味でしょう。「思いもよらない」は「まったく予想しない」「思いつきもしない」という意味です。
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「夢にも思わない」:想像すらしていない
「夢にも」は副詞で、あとに打消しの言葉を伴って「少しも~ない」「いささかも~ない」という意味になります。「夢にも思わない」は「少しも思わない」「想像すらしていない」という意味です。
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