
その2「absentminded」
「absentminded」は「ぼんやりした」「うっかりしている」などを意味する言葉です。「absent-minded」と書く場合もあります。「absent」とは「欠けている、不在の、欠席の」などを意味する単語です。「放心した、ぼんやりした」という意味も持っていますので、そのような精神状態になっているということで「上の空」を表すことができるのですよ。
Sorry, I was spacing out.
ごめん。上の空だった。
He always makes an absentminded reply.
彼はいつも上の空の返事をする。

「上の空」の意味や使い方がわかっただろうか。仕事中、授業中、友人や恋人と一緒にいる時、いつも上の空ではよくないぞ。周りの人が悲しくなってしまう、もしくは怒ってしまうかもしれないぞ。相手の目を見て、集中することも大切だ。
「上の空」を使いこなそう
この記事では「上の空」の意味・使い方・類語などを説明しました。
「上の空」は「心ここにあらずの状態」を表す言葉でしたね。平安時代から使われているとても長生きの言葉でした。当初の「空の上の方」の意味から、落ち着かないさま、とらえどころのないあてにならないさまへと意味が変化していったのも興味深いですね。空の上の方を眺めながら「上の空」について考えているうちに、大事な話を上の空で聞いていたなんてことにならないよう、大事な時には集中してくださいね。「上の空」、意味や歴史を思いながらまた使ってみてください。